自分が思う理想の職場

理想の職場とは何かと問われたとき、私は「働きやすい職場環境」と答えると思う。

働きやすい職場環境が整うと、社員のモチベーションが上がり、その結果として事務処理効率や現場作業効率がアップし、会社の4大経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)うち、「ヒト」の活性化につながると思う。つまり、会社の4大経営資源のうち1つ(ヒト)を活性化することによって、少なからず業績の向上につながると考える。

「働きやすい職場環境」すなわちどのような環境だろうか?
私はヒトを活性化させるということを考えたとき、3つのことを思いついた。
「人間関係」と「仕事と私生活の両立」と「やりがいのある仕事」
まず思いつくのが、人間関係だと思う。
職場の人間関係は主に従業員の男女であったり、上司と部下であったりするが、その関係でストレスの無い環境が理想だと思う。
女性の社会進出が進み、ダイバーシティや働き方改革も相まって、男の職場(女の職場)という考えも過去の遺物となり、男女の隔ても少なくなっている。
男女にかかわらず人間関係という意味では、ダイバーシティ(多様性)を受容できていることが重要だと思う。人種・年齢・性別・能力・価値観などさまざまな違いを持った人々が職場において共存し、お互いを受容できている状態が保たれていることが肝要だと思う。
上司と部下の人間関係については、極端な上下関係が無いことが大事と考える。上司との壁が低く意見しやすい環境であったり、部下と同じ目線に立って行動できる環境が理想だと思う。意思疎通が十分にでき、一般的には風通しが良い人間関係と言われる環境が大事だと思う。

仕事に追われ、家庭を顧みなくなってように感じる今日この頃。
仕事と私生活の両立って考えてしまう、ライフワークバランスというらしい。
自分自身でもバランスが崩れているな・・と、ふと感じてしまう部分が出てきた。
仕事と私生活の両方を充実させ中ればならないことはわかっているが、なかなか難しいと感じる。
仕事のON-OFFをうまく切り替え、自身の生活スタイルに合わせ、自らが仕事と生活の調和を作り上げることが理想であると思う。
理想の職場的に考えると、育児休暇などの制度の取得のしやすさ、家族などと過ごす時間の確保できる、自己成長等のための時間を持つことができる職場だと考える。付け加えれば、ライフステージや個人的な事情により社員が我慢を強いられず、生き生きと働くことができる環境が理想の職場だと思う。
自分自身の時間を確保できる職場にする方法として、長時間労働の見直しとともに、業務効率の改善などをして、残業時間を削減することができれば、従業員もプライベートを充実させやすくなると思う。これはぜひとも実践していきたい。その結果として、働きやすいと感じるようになりモチベーションの向上や生産性の向上が期待できるのではないかと考える。

職場はやはり仕事をして成果を上げるところ。「仕事の内容」も働きやすさには重要なことだと思う。
働きやすい仕事の内容とは何だろうと考えたとき、無理強いされない、自分のペースで仕事できるなどあると思うが、やはり、やりがいがあることが大事ではないかと思った。
仕事のやりがいとは、どんな時に感じるのか?楽しいと思ったとき、人の役に立っていると感じたとき、ほかの人から評価されたとき・・だと思う。
とはいえ、一般的に一人で仕事を完遂するのは難しいと思う。みんなと一緒に仕事をして、仕事のやりがいを見出すうえで、競争よりも助け合いが大事だと思う。
以前、仕事を仕事をしていて一番ツライ時はどんな時か?と問われたことがある。私は、ほかの人が仕事をしているのに、自分のやる仕事が無い時・・と答えた。正答なのか誤答なのか分からずじまいであったが、今の自分の考えも同じでありやはり同じように回答をすると思う。

今の職場で自分の立場を顧みた時、どうであろうか?理想の職場を作ろうとしているのか?
どちらかと言えば、部下に対して威圧的な行動をとることはなく、なるべく同じ目線で考えて、ともに行動しているような気がする。
この行動が良いのか悪いのかは両論あると思うがメリットのほうが大きいと思う。
威圧的な態度で、業務の遂行を迫り、手っ取り早く成果を上げることもアリだと考えるが、部下が相談してよいのか?相談に乗ってくれるのか?相談しても叱責させるかも?と疑心暗鬼になってしまうと思う。
立場上、そのような態度に出ることも必要かもしれない。
アメとムチで考えた時、風通しの良い職場環境を作るのであれば、私はアメに比重を置く選択をすると思う。

理想の職場、それは働きやすい職場環境がある職場。
そんな職場づくりに取り組んでいけば、会社として求められる成果としての数字も上がっていくと思う。
職場は、従業員がいないと成り立たない。従業員が「働きやすい職場環境」を整えていくことが大事だし、私の立場でも取り組んでいく課題であり、会社としても考えていかなければならない課題だと思う。
「働きやすい職場環境」のある職場は、離職率が低く、社員の労働生産性が高いと言われているようだ。
「もし、人生がやり直せるとしたら、同じ職場にまた勤めたいと思うか?」の問いに対して、「勤めたいと思う」と答えられるような職場が、自分の思う理想の職場です。

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