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2018年、じゃぶとんの書いた48の文章

48
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#てつがく

朝5 (聴覚)

視覚と触覚の区切りがあって、意味の区切りがあって、いろいろ知りながら動いていく。
赤い丸という色、触れそう。食べたらおいしい。手を伸ばす。かじる。
(これでは丸かじりだ笑)
こうして味覚が登場するけど、そのまえに聴覚だ。

りんご。一円玉。わたしたちは呼んでいる。
名前をつける、あるいはついている名前を教えてもらう。
言葉ってなんだ。聴覚で感じる音だ。視覚で感じる文字だ。
点字だと触れる。手話も見

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朝4(意味)

視覚と触覚との関係はわりと強いという話だった。
つまり色の区切りと触り心地の区切りとが一致したときにモノだと分かりやすいという話だ。その区切りに名前をつけることができる。この赤い丸の区切りがリンゴ。この銀色の円盤の区切りが一円玉。つまり言葉と区切りが対応させられる。させることができる。逆にいうと対応をやめさせることもできる。

言葉を出すと聴覚が登場してしまう。すこし増えてしまった。ちょっと待とう

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じゃぶとんの哲学 ですますver.

じゃぶとんの哲学 ですますver.

〈このような心です。これが私です〉

0.芸術が存在します
〈このような世界です〉

芸術とは、伝達不可能とも思えるイマジネーションを、
あらゆる手段を使って伝達し理解し共に生きていこうとする行為と、
それによって生まれた作品です。
つまり人間存在そのものと創造された対象とが芸術です。
芸術は存在します。

1. 芸術を生成する場所、場所を生成する芸術
〈この

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