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【ITC2020】コンテスト初参加で得られたヒント

この記事はInternational Trade Challenge 2020に参加し、日本代表として国際大会に出場された高校1年生(当時)のK.Yさんに書いて頂いた記事です。K.Yさんがこのコンテスト出場を通じて何を学び、どのように感じられたのか、是非ご覧ください。

International Trade Challenge(通称、ITC)についてはこちら
https://ja-japan.org/contests/ITC.html

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私にとってITCは初めて参加したビジネスプランコンテストでした。
私が抱いていた「コンテスト」の印象は、「成績優秀で、志が高い人が参加するイベント」で、「自分には難しいだろう。」と思っていました。私は元々社会課題や経済学に多少興味があった程度でしたが、友達に誘われたのが後押しになり、参加することに決めました。

私はこのITCの経験で、自分の将来の可能性に気づき、将来のビジョンが少し見えるようになりました。

書類選考の段階では、与えられたトピックに対してのユニークな商品が思いつかず、期限ギリギリまで悩んでいましたが、ターゲット国(私の場合カンボジア)をよく調べていくうちに、日本で便利なシステムがカンボジアでは無いことに気づきました。そこで、ユニークさを求めるよりは私たちの日常に身近なもの同士を組み合わせた商品を考えるべきなのでは?という考えに至りました。

この気づきから、一つの考えが新たな考えに繋がり、その連鎖が幾度も続きました。どのようにしたら社会的責任を果たすことができるか、どのようにしたらカンボジアでの環境問題の負の連鎖を絶つことができるのだろうか。考え巡らせなければいけないことは多くありましたが、そのたびに私たちのアイデアが進化していき、ワクワクしながら事業計画を進められました。私は事業計画を作るのが初めてだったので、これほど具体的に考えないといけないと初めて知る機会でもありました。

国際大会はオンライン開催でしたが、国内大会とは全く違う多種多様な雰囲気で、マルチカルチュラルなイベントでした。ペアは他国からの参加者と組み、違う環境で生活しているからこそ違う視点から物を見ることができ、とても刺激的な時間でした。逆に私にとって当たり前のことが相手には当たり前ではなく、手こずってしまった時もありましたが、全てひっくるめて異文化体験ができ、自分の視野が広がったと思います。オンラインではありましたが、アジア圏の各地から参加している高校生と交流する時間が作られ、自分の自宅から世界につながることができ、とても面白かったです。

ITCでの経験を振り返ると、問いのないものに対して答えを探そうとすることへの興味が生まれたり、自分のアイデアのポテンシャルを学べた機会になったと思います。元々持っていた社会課題や経済学への興味が、「商品アイデア」という形に移すことができると知ることができ、将来を考える上でも大きなヒントとなりました。

今までコンテストに出場したことがない人でも、社会課題に興味があったり、ビジネスを学びたい、英語を上達させたいという思いがある人には是非参加してもらいたいです。

ITCでの経験が自分の人生において大きなヒントとなるかもしれません。

高校1年: K.Y

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本コンテストの特別協賛を頂いているFedEx Expressのnoteにも、高校生の頃にジュニア・アチーブメントのプログラムに参加されたケン・マクマーンさんのストーリーが公開されています。合わせて是非ご覧ください。
https://note.com/fedex_express/n/nb3e43bc83435

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