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【ITC2020】世界で活躍するシミュレーション

この記事はInternational Trade Challenge 2020に参加し、日本代表として国際大会に出場された高校2年生(当時)のS.Hさんに書いて頂いた記事です。S.Hさんがこのコンテスト出場を通じて何を学び、どのように感じられたのか、是非ご覧ください。

International Trade Challenge(通称、ITC)についてはこちら
https://ja-japan.org/contests/ITC.html

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「ビジネス」って聞くと起業や営業など、ハードルの高いイメージがあり、私の興味とは程遠いものだと思っていました。しかし、私たちの生活はビジネスで溢れていて、将来生きていくためには不可欠なものであることに気づきました。購入した定期券で電車に乗り、学費を払って学校に通い、お金を払って昼ごはんを食べる。普段行っているお金とモノやサービスの取引そのものがビジネスなのです。

私たちは将来親の元から独立し、お金を稼がなければなりません。そこで私たちはそれまでに培ってきたスキルや知識、労働力を、就職する企業、または起業することで直接顧客に売り、お金を稼ぐのです。私は将来何を目指そうとも、ビジネスのスキルは必須だと感じ、この分野に興味を持ち、ITC2020に参加をしました。

ビジネスコンテストの素晴らしいところは、参加者がゼロからビジネスアイデアを発案し、スキームやターゲット、ファイナンスなど全てを構成し、その優越を競うことができるところです。

ビジネスをゼロから考え、商機を見つけ、プランを組み立てていく中で、さまざまな壁に当たります。すでに存在するアイデアがあったり、ファイナンスでの矛盾点や、そもそもビジネスとして成立しないなど、考慮する問題で溢れていました。

しかし、それらの壁を一つずつクリアしていくことで、モノやサービスがどのようにして利益につながるかのシミュレーションをすることができます。ビジネスアイデアが形になり、評価してもらうことで、ビジネススキルの向上はもちろん、ゼロから価値を生み出したことでビジネスにおいて大きな自信につながりました。

(下:国際大会のプレゼンで審査員の質問に答えている場面)

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さらにITCでは、これら全てを英語で行うことに魅力を感じました。私は海外の大学で学び、海外でビジネスを行うことが目標であり、ITCは私が海外を相手にどれだけ戦えるかを試す場所でもありました。

ビジネスプラン作成はもちろん、プレゼンテーションも全て英語で行いました。言語が違えど、投資者にビジネスプランを完璧に理解してもらわないと意味がありません。そのためには、理解しやすい文体で、聴き心地のいいフロウ(流れ)で、そして惹きつけるトーンで発表しなければなりません。魅力的なアイデアを作成することは当たり前で、その上どれだけ言葉を巧みに使って投資者を魅了させるかがポイントなのです。これを英語でできることは、素晴らしい経験値になりました。

それだけではありません。全国大会を勝ち抜くと、世界大会では海外で勝ち抜いてきた参加者とペアになり、共に戦います。全国大会のように知り合いや友達ではなく、初対面で、唯一の共通言語が英語である人とゼロからビジネスプランを組み立てていきます。私にとってこれはまさに海外でビジネスをする準備であり、世界で活躍するシミュレーションでした。

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私はタイからの参加者とペアになりました(写真上)。お互いの国に行ったことのある経験や、アニメという共通知識ですぐ仲良くなり、友達のような環境で作業することができました。共同作業で何かを作り上げる上で、相手との環境づくりやチームワークが最も大切だと感じました。

今回のビジネスコンテストでは約2日間というすごく短い時間でプランを完成させなければいけませんでした。そんな中で、私のチームは自分でもびっくりするくらいスムーズに作業が進み、夕方には作業が終わり、趣味に時間を費やして次の日になる前には寝れる2日間でした。

スムーズにいった理由として、やっぱりチームメイトとの作業環境が良かったということがあります。大会で初めて会う人と作業する中、ディスカッションにおいて、気軽に批判的になれる環境だったのです。

意見が違ったりしたときに、「自分はそうは思わない」「このアイデアの方が良い」など、批判的になれることで、お互いの意見を一緒に解剖し、そこからより良いアイデアを見出すことができたのです。このプロセスがうまくいかないと、チームのどちらかが情報不足だったり、途中でどう進めば良いかわからなくなったまま崩壊するでしょう。

個人的な意見ですが、自分の意見の主張が強い他の国の人々に比べ、日本人の性格的に引き込まれる傾向があると思います。私自身も相手が何がなんでも自分の意見を突き通すような人だったら、譲ってしまうと思います。だからこそ、自分の意見を言える環境を作り、チームメイトと自分の立場に上下を作らず、友達のような関係を気付き上げるのです。

ITC2020に参加したことで、より海外でビジネスをするという目標が強くなりました。チームメイトと作り上げたビジネスプランで世界中の人と戦い、世界で活躍するビジネスマンに評価してもらうことで、世界で戦うために何が必要なのか、今の自分に何が足りないのかが明確になり、自信になりました。

高校2年 S.H

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本コンテストの特別協賛を頂いているFedEx Expressのnoteにも、高校生の頃にジュニア・アチーブメントのプログラムに参加されたケン・マクマーンさんのストーリーが公開されています。合わせて是非ご覧ください。
https://note.com/fedex_express/n/nb3e43bc83435


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Junior Achievementは世界100か国以上に展開する世界最大の経済教育団体です。 noteではJA Japanのプログラムに参加した児童・生徒達の成長ストーリーをつづっていきます。 団体やプログラムの詳細はこちら➡https://ja-japan.org/