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ドキドキが止まらない何度も観てしまう映画

衝撃の話題作『セッション』

当時、映画館に仲間たちと一緒に観に行ったのだが、観終わった後の捉え方が色々あって、ランチ中ずっとその話で盛り上がった。

超一流のプロドラマーを目指す若者アンドリューと、音楽に人生をかけ、自分にも人にも厳しい鬼教官フレッチャーとのヒューマンドラマ、その最高傑作だと思う。

『才能と狂気』『情熱と狂気は紙一重』と映画の予告やコピーライト。
狂気とは、常軌を逸脱した精神状態を表す表現。気が狂っている。ということだ。でも、

情熱を上回ったその先にある『狂気』こそが、超一流へ扉なのかもしれないと思った。

世の中には超一流と言われているプロがいるが、その人達がそこまで成り上がるためにしてきたことは、深いところではあまり知られておらず、活躍している華々しいところだけを見て、すごいなとか、天才だなとか、観客は言ったりする。

だけど、一人の超一流が生まれるには、この映画の話はリアルに近いんじゃないかと思った。

そして、『そこまでして〜』と言いたくなることだけでなく『まさかの行動』に衝撃。

予告動画にもラスト9分19秒という字幕が出るが、最後の残り約10分のシーンはかなり奥が深い!

最後の視線のシーン。これが全てを物語っていると思った。

一流のプロを目指す若者の並外れた才能、血の滲むような努力、鬼教官のむちゃくちゃ厳しい指導、そしてその目的と理由。

その答えがその瞬間に詰まっていた。

具体的に映画の中では語られないが、そのシーンに詰まった答えの意味を一緒に観た仲間と語らい、感動と気づきを分かち合った。

自分が本当に求めているところの価値観で繋がった運命のような指導者に出会い人生が変わった奇跡のストーリーでもあると思う。


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