股関節が硬い理由は?-胸郭or広背筋2パターン別対処法-
股関節のストレッチは数多く存在しますが、「なぜ股関節が硬くなるのか?」を考えることは、大切です。
ストレッチの方法に拘ってお客様へ対応していますが、それよりも大事なのは、なぜその部位のストレッチを行うか?だと思っています。
今回は臨床でよく遭遇する、「股関節の硬さ」の原因について。
股関節周辺筋のストレッチももちろん重要ですが、股関節の中でも大きな筋肉である大殿筋のタイトネスが生じる原因を2パターンに分けて、お伝え致します!
胸郭拡張不全による股関節への悪関係
まず臨床上多く見られるのは、胸郭の拡張不全により、大殿筋への過剰なストレスがかかりタイトネス、というケース。
胸郭の中でも特に下位胸郭の拡張不全が大殿筋への悪影響を及ぼします。
胸郭は部位によって得意な動きが変わります。
・上位→前後
・下位→側方
なので体幹の側屈動作を見ることで、大殿筋と繋げて考える方法がシンプルです。
通常の体幹側屈動作は、下の写真に様に、上位胸郭と反対側へ下位胸郭をしっかり拡張することで、バランスが取れた動きになります。
この、「バランスが取れた動き」を言い換えると、身体重心が支持基底面内に収まっているということになります。
ただ、下位胸郭が拡張不全の状態で体幹側屈を行うと。
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