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OH!へんろ外伝。スリランカの友人(37番札所):藤井山 岩本寺(高知県)

今回は外伝です。スリランカからの留学生がぜひ遍路のお寺を訪ねてみたいということで、ご一緒しました。敬虔な仏教徒が多いスリランカ、こちらが色々と教えていただきました。

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今日の歓喜:

スリランカから来た留学生の女性がぜひ遍路のお寺を訪ねてみたいということで、ご一緒しました。彼女は理工学分野の博士後期課程で「地滑り」について研究しています。

COVID-19の影響で外出制限がかかり、訪日して以来1年以上どこにも行っていないということで、今の時期綺麗だろうなということで岩本寺にお参りすることにしました。敬虔な仏教徒が多いスリランカ、こちらが色々と教えていただきました。

お寺には蝋燭が立てられていますが、スリランカではココナツ油のオイルランプが使われるそうです。お参りするときには6つの問い、例えば「私は嘘をついていませんか?」「私は意地悪なことをしていませんか?」のようなことを心の中で自らに聞くのがスリランカ流なのだそうです。

岩本寺には、小さな素焼きの器を投げて割ることで厄を払うという儀式があります。スリランカにも似たような話があるそうで、何を投げるのか訊いたところ「ヤシの実」なんだそうです。ヤシの実、石に当たって割れるのかな。その他、もっと小さいけれど、釣り鐘のようなものもあるのと言って、嬉しそうに鐘を突いていました。

スリランカと言えば、セイロン茶と短絡的に考えてしまいましたが、緑茶も有名なのだそうです。それでも、お抹茶のような鮮やかなグリーンは初めてだそうです。ということで、門前にある松鶴堂さんで休憩をばいたします。甘いものは少し苦手と言っていましたが、お抹茶といただくとなるほど美味しいと。また、行きましょうね。

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御詠歌:

六つのちり五つの社あらわして ふかき仁井田の神のたのしみ

本尊:

不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩

創建:

天平年間(729~749)※伝承による

真言:

不動明王: なうまく さんまんだばざらだん せんだまかろしゃだ そはたや うん たらた かんまん
観世音菩薩: おん あろりきゃ そわか
阿弥陀如来: おん あみりたていぜい から うん
薬師如来: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
地蔵菩薩: おん かかか びさんまえい そわか

歴史:

弘仁年間、弘法大師がこの寺を訪ね、一社に祀られていた仁井田明神のご神体を五つの社に別け、それぞれの社に不動明王像、観音菩薩像、阿弥陀如来像、薬師如来像、地蔵菩薩像を本地仏として安置したと伝えられているそうです。

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所在地:

高知県高岡郡四万十町茂串町3-13

駐車場:

無料

甘味:松鶴堂

お参りをさせていただいた後は、門前の松鶴堂さんでお抹茶とお菓子をいただきました。前回訪ねた時から店内をリノベされていて、個室空間でリラックスを味わえるようになりました。お抹茶とお菓子のセットで680円です。

高知県高岡郡四万十町茂串町3−10

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朝食は漁港で

競りはまだ始まってなかったので、須崎漁港に入れました。スリランカでは魚のカレーが一般的で、カツオやサバは良く使うのだそうです。

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スリランカの朝食を作ってきてくれました。中にはスパイシーなココナツカレーが入っていて、すんごく美味しかったです。

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