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オリンピック

オリンピックの歴史を考えて見ると、「戦争を中断して、お互いの頭を冷やすために考案された素晴らしいシステム」だと習った記憶がある。

古代ギリシアではポリス間で慢性的な争いが起こっていたが、祭典のために「エケケイリア(聖なる休戦)」と呼ばれる休戦期間を設けた。出場者はポリスの自由市民に限られており、優勝者にはオリーブの冠が授けられた。紀元前8世紀のオリンピックは貴族である競技者が名誉のために戦った。しかしそれ以降、ポリスの民主化と共に競技者の階層も広がった。
日本体育大学

今日のニュースでは、ロシアをパラリンピックに出場させないと決めたそうだ。
戦争の当事者のために考え出されたシステムが、戦争の当事者を排除するという。

少し考えさせられている。

最近のオリンピックは、変な判定が下されたり、爽やかさが感じられない結末があったり、もうその機能は壊れてしまったのではないかと考える。

そもそも、ロシアがパラリンピックから排除された理由は「ウクライナに攻め込んだ」ということだが、ニュースは、ウクライナが攻められているという、ほぼ一方的な報道がされている。

ロシア側のニュースが入ってこない。ロシア側の民間人は何を考えているのだろうか?

情報が少なすぎて軽々な判断はできないが、地図を見るとロシアは「黒海に出る港湾施設が欲しい」ことは間違いない。

ウクライナの最大貿易相手国は中国なので、中国へ鉄鉱石、機械、船舶などを輸出していると想像できる。

今回の争いでウクライナが有利な結果になると、中国が大喜びすることになる。
一方的なニュースが流れている時は、裏をよく考えてみたい。

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