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居酒屋韓国 002 -現地の人に連れられて 知らないお店へ-

【これは『居酒屋韓国』というエッセイ集の一つの記事になります。韓国で韓国人の友人たちとの交流を通して経験したことや知ったこと、韓国語についてなど色々と書き綴っています。】

 タイトルの通り、私は韓国へ友人とお酒を飲むために行きます。要するに普段会えない友人たちに会いたくて行くわけです。
 気のいい友人たちは、必ず「食べたいものある?」と聞いてくれます。私が彼らに食べたいものを伝えると、私をその料理が食べることができるお店へ連れて行ってくれます。もちろん韓国旅行関連のサイトでも紹介されているお店に連れて行ってくれることもありますが、そういうサイトでは紹介されていないお店に連れて行ってくれることも多いです。
 「地元の方じゃないといけないよ、こんな場所」というお店に連れて行ってもらう時は本当にドキドキします。ただ、お薦めしてくれるだけあってどこも美味しいです。


こんな路地にあるお店。こんな場所に美味しいお店があると思わないですし、ちょっと入りづらいですよね。


外にあるこんなお店など。現地の人しかいません(笑)。退社後のサラリーマンが非常に多く、皆さん楽しそうに食事とお酒を楽しんでいらっしゃいました。

 こんなふうに色々な場所に連れて行ってくれる友人たちのおかげで、色々な美味しい韓国料理を食べることができています。本当に感謝です。
 ただ……実は私、韓国でプルコギを食べたことがありません。皆さんは、韓国でプルコギを食べたことありますか?要するに韓国焼肉ということなんですが、誰も私をプルコギが食べられる食堂へ連れて行ってくれないのです。日本と同じで、韓国でも牛肉は高い食べ物です。まして美味しいプルコギとなればそれなりのお値段です。そう考えれば、簡単には連れて行ってくれないと思います。韓国は、「奢り文化」でお客さん扱いの人には、ご飯をご馳走してくれます。なので、私も特殊な理由が無い限りは一件目でお金を出させてもらった事はありません(相手が誕生日であるとか、結婚祝いとかの時は強引に私がお金を出しますが)。そして、二件目などは、奢り返すなどすることが韓国では普通なのです。(なので韓国ではよく二次会、三次会まであります。ただ単にみんなで飲むのが好きなだけかもしれませんが。)そういう文化を理解していれば、やはり焼き肉は高嶺の花になってしまうのかもしれませんね。
 皆さんも韓国の方と韓国で食事する機会があればご馳走してもらえるかもしれません。そんな時は感謝の気持ちを伝えてから、ぜひ二件目にスウィーツを食べに行って、そこではぜひご馳走して上げて下さい。そんな韓国独特のやり取りも韓国での楽しみの一つです。
 あっ最後に、実際、私をどうしてみんながプルコギ屋さん連れて行ってくれないのかというと、私が一度も韓国焼肉を食べたいと言ったことがないからです。私が食べたいと言ったものを食べさせてくれる優しいチング(友人)たちなんです。そういう理由でプルコギ屋さんはお薦めされないのだと思います。たぶん、ですが(笑)。

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