殺されてやる。貴様への復讐の為、殺されてやる。
命とは、生死が問題なのではなく、どう使うかが問題なのだ。命は、意志を具現する手段である。世界の有限性と、意志の不自由さを自覚し、結果を選ぶのではなく、結果を創造するのだ。それが、自分の生きた証となり、死後の世界を旅する切符となる。
他者の世界から身を引いて、自分それ自身を意識せよ。それが見つかるまで、そしてそれが消えていくまで、意識し続けよ。有限の世界を脱し、無限を経験し、新たに無限の有限を創り出せ。死んでも消えないもの、それは意志。意志は無限化された有限の概念として、永遠を彷徨し続け、沢山の世界を生み出していく。
殺されてやるという意志の前で、もはや命は問題ではない。意志だけを、世界を動かさんとする、意志だけを見よ。