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【小説を書く】 音を奏でる文章

はじめて小説「骨の消滅」を書いたとき、募集要項に書籍化の項目があった。

おやっ、と思った。

そもそも、ぼくごときの小説で書籍化や連載のチャンスを狙うなどおこがましいにもほどがある。ちゃんと最後まで書けただけで、めでたしめでたしくらいの気持ちであった。

ただ、ぼくの目指した小説「骨の消滅」は、はじめからその募集要項に適していないと思ったものだ。ぼくの小説「骨の消滅」は地図や観光情報なども随所に盛り込んである。それにもまして、一番重要なのは「音楽」であった。

ぼくの小説「骨の消滅」は、ところどころに音楽がちりばめられている。

その音楽は文章と切っても切り離せないもので、できれば貼り付けてある音楽を流しながら、「骨の消滅」を読み進めることによって、より文章に味わいが深まるように意図している(つもり)。

例えばだけど、エピローグに貼り付けてあるマルウォルドロンの「レフトアローン」は、初めに読むときから流してもらわないと意味のない文章に出来上がっている。

そして、「レフトアローン」を実際に一時停止してもらってこそ、この文章が活きてくる(はず)。

これはネット小説の一つの際立った特徴であり、既に紙媒体では不可能な領域に入っていると思っている。

まぁ、どのみち、一次通過も難しいので、余計な心配は必要ないだろうけど・・・(笑)

ヘッダー画像はシゲクさんの画像をお借りしました。ありがとうございました♪


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