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大相撲、地元贔屓(びいき) 秋場所編

今年の秋(両国)場所が終わった。

お気に入り力士の阿炎が怪我で休場(手術するらしい)、満身創痍の横綱・照ノ富士は途中休場(ひざは大丈夫なのだろうか)、御嶽海は負け越して大関陥落。それでも高安が千秋楽まで頑張ったのは嬉しかった。さらには最年長の37歳10か月で玉鷲が二度目の優勝をしたのは感動した。

玉鷲は鶴竜に偶然出会って相撲の道に進むことを決意、それまでスポーツらしきスポーツはやったことがなかったらしい。だから若い時に怪我をしていないのでここまでやれたのだという記事が載っていた。逆に言えば、何のスポーツもしてこなかったのにこの体をつくってきた玉鷲は偉いといえる。いつも照ノ富士といい相撲を取るのでいつかまた優勝するのではと淡い期待をしていたが、ほんとに優勝するとはあっぱれだ。

大相撲を見ていると、大阪場所では関西出身の力士により多くの拍手が行く。九州場所では、当たり前のように九州出身の力士に注目が集まる。それでは両国だと関東出身の力士が人気なのだろうか。まぁ、東京は地方出身のたまり場でもあるので、そんなご当地力士などいないのかもしれない。

東京の力士といえば前頭筆頭の翔猿がいる。今場所は大活躍だった。前頭11枚目の千代大龍は序盤の負けが響いて負け越してしまった。逆に王鵬は序盤勝っていたのに終盤にかけて負けが込み最後に土が付き負け越しが決まった。前頭15枚目の剣翔は大きく負け越してしまった。

埼玉の力士は大栄翔、阿炎、北勝富士、千葉は琴の若、貴の勝、琴勝峰、茨城は高安。関東勢は流石に大勢いるので応援も大変だ。

さて、島根県出身力士はどれくらいいるのかなということである。日本相撲協会公式サイトによれば、今現在島根県出身力士は7名で、当然ながら隠岐の海が島根県勢最高位である。

今場所も勝ったり負けたりの繰り返しであったが、終わってみれば6勝9敗だった。まぁ幕内から転落はないだろうが、来場所は奮起して頑張ってもらいたい。そこは地元力士ということで、忘れず応援していきたい。

勝ったり負けたりを繰り返していながら、はらはらどきどきで千秋楽まで楽しむことができるのはなにより嬉しい限りだ。できれば1回くらい優勝してくれないだろうかと、淡い期待をするのだけれど、年齢的によほどの奇跡でもない限り難しいかもしれない。それでも尚、どうしても期待してしまうのは、やはりご当地力士へのひいき目であろうことは間違いない(玉鷲もできたのだから、隠岐の海も頑張ってほしい)。



出雲四大大神の一人、佐太大神の鎮まる神社。四大大神の一人ともなれば、凄い伝説が残っている。

古代の地理誌「出雲国風土記」によれば、佐太大神は今の島根町の加賀で生まれたとある。佐太神社は鹿島町にあるので、島根町と鹿島町にわたる広い範囲が佐太大神の影響範囲であったといってもいい。

佐太大神の生まれに話を戻せば、「出雲国風土記」によれば、神魂命の御子、支佐加比売命(さきかひめのみこと)が「暗き岩屋だなぁ」と仰り、黄金の弓矢を射抜いたときに、そこから光が差した場所にて佐太大神を生んだそうである。その場所が加賀の潜戸と呼ばれ、今も観光名所になっている。

もう一つ、地元の伝説があり、加賀の潜戸を船で通るときは大声をあげて通らないといけないという。もし、黙って通り過ぎると、神様があらわれて、突風が起こり、行く船は必ず転覆するという。なんて恐ろしい神様なんだろう。地元ではさぞ敬われたり、恐れられたりしているのだろう。

さて、以上のことから気づいたことがある。

四大大神のうちでこの出雲で生まれ育った神様は佐太大神だけだということである。熊野大神と能城大神は高天原生まれ、大国主命は出雲で生まれたとはどこにも記載されていない。はっきりと出雲で生まれ、出雲で育った正真正銘の神様が佐太大神なのである。

やはり地元出身の神様なので、ついつい応援してしまう。他県のみなさんには全く関係ないことで申し訳ないですが、地元の御贔屓ということで大目に見てやってください。



今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。  

よかったら、佐太神社にもいらしてください。

多分、県外の人にも贔屓せず、願いを叶えてくれると思いますよ。

では、お待ちしています ♪


こちらでは出雲神話から青銅器の使い方を考えています。

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