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1週間が8日だったらいいのにな ♪

ビートルズに「エイトデイズアウィーク」という初期の名曲がある。

これはドラムのリンゴスターが人気がありすぎて忙しすぎることを「1週間が8日あるみたいだ」といったことにヒントを得て作られた曲だという。




1週間が8日だったらいいのに、と最近思うようになった。

それは、ぼくがビートルズのように、人気があるというわけではまったくなく、忙しすぎるというわけでもない。

それはどういうことかというと、こういうことになる。

一応ぼくはこのnoteを去年から書き続けてきたが、すでに毎日更新なんて殊勝な心掛けはとうに消え失せ、今では2日に1回か、3日に1回書けばよい程度となった。なぜ、そうなったのか。

このnoteにもほかのブログと同じようにコメント欄がある。当たり前だが、記事を読んだ人はコメントする自由がある。だからコメントされるのは大いに結構だし、ぼくも少なくない頻度でいろいろな記事にコメントを残している。

ただ、ぼくは記事を書いた日はそのことで頭が煮詰まり、なかなかコメントを書けないことが多い。noterの中にはコメント職人なのではないかと思うくらい、コメントの上手な人がいる。彼らを見ていると、到底まねできないなと思う。

まず、ぼくは記事を書いたその晩にコメントすることは避けるようにしている。それは若い頃に、夜中に恋文を書くと、かってに自分だけ盛り上がってしまい冷静な文章にならないから、朝もう一度見直したほうがいいという痛い経験があるからである(それもたっぷりと)。

だから、できることならコメントを返すのは火急を要する場合を除いて翌日にしたいとおもっている。でもnoteのコメント機能はたくさんコメントがくると、コメント一つ一つに返信する機能がないので、スクロールしてコメントを返さないといけないという不便な側面がある。

長々とどうでもいい話を述べたような気もするが、つまるところ、ぼくは1日記事を書いたら、翌日ゆっくりコメントしたいので連続して記事は書かないようにしている。と、いうことに落ち着いたというわけである(いささか弁解めいているが)。

ところで、ここで困ったことが発生した。

ひょんなことから「似顔絵100人描けるかな♪」シリーズが始まってしまい、金曜日にその記事をUPし、日曜日に答え合わせをするようにした。その場合、次の記事は一日置くので火曜日ということになる。すると次の記事は木曜日になるのだけど、「似顔絵100人描けるかな♪」を金曜にUPしないといけないとなると木曜と金曜の間に1日足りないということになる。

神様はなぜ1週間を7日と定めてしまったのだろうか?



出雲神話で月に関する神様といえば、月読命(つくよみのみこと)が代表するであろう。

ツクヨミノミコトはイザナギが黄泉の国から高天原に逃げ帰り、禊によって生んだ三貴子のひとり。あとの二人はアマテラスとスサノオの有名な姉弟である。

イザナギはアマテラスに高天原を守り、スサノオに海を治め、ツクヨミノミコトに夜を治めるように命じる。そこでスサノオは駄々をこねて高天原を追放されることになる。

出雲にはスサノオとアマテラスを祀る神社・日御碕神社がある。

ひょっとして日御碕神社はスサノオとアマテラスを仲直りさせるために立てたのではと、ぼくなどはおもってしまう。ただ、よくこの地図を見てもらうとちょっと離れたところに月讀神社というのがあることをご存じだろうか。

ツクヨミノミコトはアマテラスやスサノオと違って、重要な物語を残していない。三貴子のひとりなのだから、重要な神様なのは間違いないのだけれど、「古事記」はそれ以降いっさいツクヨミノミコトについて触れていない。「日本書紀」にはスサノオが行ったことになっている説話(蚕と穀物の種)をツクヨミノミコトが行ったことになっているが、どうにも弱い。

イザナギに夜を治めよといわれたのは、ツクヨミノミコトの名前の通り、月を学ぶ神と考えたほうがいいだろう。月を見るからといって、ただお月見をしていたのではないのは明白である。ツクヨミノミコトは月によって一年を定める太陰暦を学ぶ神といってよく、暦に関する神様だったのだろう。

しかし、神話においてその存在感のなさはどうしたことなのだろう。アマテラスやスサノオのように劇的な性格ではなく、暦を司る神様だから冷静で温和な性格の持ち主だったのかもしれない。

アマテラスやスサノオの争いにも、我関せず、暦を司ることだけに全霊をかたむけたのだろうか。



さて、月讀神社のことである。こちらの記事に、月讀神社にでかけたことが書かれている。

読んでもらうとわかるけど、山をかき分けかき分け、登っていくと400mの高台にぽつんと小さな社が建てられているという。

日御碕神社と比べて、この存在感の違いは何なのだろう。わたしはわたしの領分を守りますので、この小さな社で結構ですといって鎮まっているようにも見えてしまう。

こういう神様なのだから、ぼくが「どうか1週間を8日にしてください」とお願いすれば聞き入れてくれそうな気もしないでもないけれど、冷静で温和で自分の領分のみ守っている方に限って、意外と頑固でそこだけは譲らない頑なさをもっていそう。

逆に叱られそうで怖いので、ぼくは木曜と金曜だけは連続投稿しようとこころに誓ったのであった。


バカなの!? by ヒトコトヌシ




今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

日御碕神社のついでに月讀神社もお参りいただけると、ツクヨミノミコトも喜ばれること間違いなしです ♪

ただ1週間を8日にしてくれという願いはかなえられないでしょう

それではお待ちしています ♪


このヘッダー画像は七澄シロさんの画像をお借りしています。ありがとうございました。


こちらでは出雲神話から青銅器の使い方を考えています。

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