見出し画像

母から子へ

赤ちゃんは、お腹の中に居る時からお母さんの声を聞いているから、言葉の繋がりは生まれる前から始まっている。

納豆が嫌いなお母さんの言う「なっとう」と、納豆が好きなお母さんの言う「なっとう」は、同じではない。
ただ言葉を聞くのではなく、お母さんの世界観や価値観も一緒に受け取っている。

そうやってお母さんから子どもへ言葉は受け継がれていく。

こうやって書くと、お母さんの責任が重すぎると感じるかもしれない。
「私がちゃんとしなきゃ!」って思うかもしれない。
「清く、正しく、美しく」あろうとしてしまうかもしれない。(私はそうだった。)
でもそんな必要はない。

娘が大絶賛思春期真只中だった頃の話。

言い争いになった時、彼女の憎まれ口の叩き方が母の言い方にそっくりだと気づいたことがあった。
そしてそれは自分も使っていたと気づいた。

あのイヤ〜な言い方が、母→私→娘へと受け継がれていたのだ。
めっちゃショックで自分を責めたし、母や娘に対しても嫌悪感を抱いた。

面白いもので、イヤだと思えば思う程そのことが気になり、気にしては責めの繰り返しでますます許せなくなる。
雪だるま式に嫌悪が大きくなっていく。
母や娘に対しても、自分に対しても。

でもある時、「大切だから真似しているんだ」ということに気づいた。
こんなに喧嘩してる私のことを、娘は大切に思ってるから真似しているのだと。
こんなイヤなことさえも真似してしまうくらい大切に思ってくれているのだと。

それは自分も同じで、こんなに嫌悪している母のこと、ほんとうは大切に思っていたんだと気づいた。
「なーんだ。ちゃんとみんな大切に思ってるんじゃん」と、ふわっと肩の力が抜けた。
娘→私→母という逆の流れを確認した時、あたたかい気持ちが溢れ出した。


大事なのは選べるということ。
無意識に真似して受け継いだそれを自覚した時、受け継ぐか受け継がないかを自分で選べばいいのだ。
それが自分の人生を生きるということであり、ほんとうの意味での自立だと思う。

お母さんとの繋がりを大切にしながら
「自分」の気持ちを伝える。
「自分」の言葉で伝える。
正しい間違いではなく、自分の見たものを見たままに、感じたことを感じたままに伝える。
言葉で楽しく遊びながら、その力をつけていく。

そんな講座です。

体験会は随時開催します。
是非一度体験してみてください。

大人の国語塾も始まります。

一緒に言葉で人生を変えていきましょう。

12月も開催します!

〈もっと自分を好きになる自分科講座〉
【日時】
①12月12日(日)13:00〜15:00
② 12月22日(水)13:00〜15:00
※連続講座ではありません。ご都合の良い日時をお選びください。
【会場】オンライン(ZOOM)
【参加費】3,000円
【定員】5名
【参加特典】
①あなたのためだけのオリジナルフォトカード
※フォトカードはデータでのお渡しになります。
②よかよか学院お母さんの学校入会金無料
【お申込み】
https://izuming0821.stores.jp/items/5f80221c6e8b2b26bce928d0

来年からは開催回数を減らす予定です。
この機会に是非ご参加ください。
自分のことを好きになって、素敵な年末年始を迎えましょう。

2022カレンダー販売中

2022カレンダー12月の写真はこちら

夕日ではなく朝日です。
冬の朝のツンとした空気感が好きです。

いただいたサポートはプロジェクト活動に使わせていただきます。