見出し画像

そういえば今年のテーマはこんなだったな(振り返り編)

去年の年末か今年の初めにアメブロに挙げた、今年のテーマについて、ちょっと振り返ってみたいなと思います。
↓参考となるアメブロ記事

<中略>
他にも研修を受けた中で、批判についても考えるきっかけとなり、それが本題である今年のテーマ(後述)に繋がりました。

この相手を批判をする、または相手から批判される、ということ自体は、あらゆる問題課題を浮き彫りにして改善へ向かうためのきっかけになりますが、この批判の仕方について考えてみたいと思います。

昨今SNSでは過激な誹謗中傷が社会的にも問題視されています。
身近なところではそこまでいかなくても、私たちの日常生活の中においてもちょっとした他人の言葉や行動が気になって批判したくなったり悪い方向へ捉えてしまうことはありませんか?
そしていったんその悪いところが見えてしまうと、なかなかそのことから頭が離れなくなってしまうことはありませんか?

また私たち理学療法士は、患者さんや利用者さんのケア・リハビリを提供するにあたって、どうしても出来ない部分・問題や課題点などの悪いところに目が行きがちですが、本当にそれだけで良いでしょうか?

約20年も前にICIDHからICFへと変わったように、私たちは患者さんや利用者さんの出来ている部分・残存機能や得意なこと・頑張っているところなどの良いところにも目を向けることがすごく大事だと思います。
特に訪問分野はその方が生活している場に訪問するわけで、病院で行われる治療やリハビリの意味合いとは異なります。
悪いところだけでなく良いところもみるようにして、双方を踏まえた上でケア・リハビリを提案し提供出来るようになれば良いのではと思います。

話を戻しますが、他人の言動に対しても悪いところばかり見るのではなく、良いところを見つけてほしいと思います。
人は誉められるとやる気が出て辛いことでも頑張れます。
相手を誉めるためには、よくよくその人の良いところを細かいところまでしっかりと見るようにしないと上手く出来ません。

また批判の仕方についてですが、これらのことを踏まえると、単に批判だけをするのではなくて、次に向かえるような新たな提案も同時にするようにしてはどうでしょうか?
もしその提案がすぐに思いつかなければ、その人と一緒に考えてみようという姿勢をみせてはどうでしょうか?

批判というのは意見や事象に対して向けられるものであって、人格に対して向けてはいけないものだと思います。

人それぞれが様々な考え方・価値観があることを前提にして、他人と違っていても攻撃的な態度は取らないようにする、そういったことが「人を尊重する」ということに繋がるのではないでしょうか?

例えば同じ理学療法士の資格を持っていたとしても、それぞれ得意な分野や苦手な分野があります。
どの理学療法士でも高いレベルでサービスが提供できるという「高いレベルでの標準化」も必要ではありますが、と同時に個々の「多様性」も認め合い尊重できるチーム(組織)が理想だと思います。

なので、私の管理者としての今年のテーマは、「多様性と、高いレベルでの標準化を両立したチームづくり」にします。

<ここまでがアメブロに書いた記事>


上記のようなテーマをエラそうに掲げていたわけですが、
今年も約半分が近づいたところで振り返ってみると・・・
まぁ現実は程遠いという感じです。

「批判の仕方」については結構意識して出来ているな~と思っていて、
「1人1人違っていて当たり前」という前提を常にもっておくと、自分自身の心の持ち方がとても楽になります。
他人の意見に異を唱える(=つまり批判する)ということはエビデンスの無い部分で話し合う際に時には必要で、それぞれがお互いの意見を尊重して折り合いをつけるような動きがチームで出来ているな~と思えることも多々あります。

一方で、「高いレベルでの標準化」というのはほんとに程遠くて、
スタッフ1人1人の知識・スキル・能力にはもちろん差があるし、そのスタッフの性格やモチベーションも異なるので、上手くいかないな~というのが本音です。
キーとなるのは「適材適所」だと思うのですが、これがなかなかマッチしないこともあって苦労しております。
要は、本来のスタッフの能力を見誤っている、ということです。もっと精進していきます。

また「適材適所」について思うところがあるので、別記事にして書いてみようかと思っています。