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言葉のミニマリスト

日々の会話の中、余計な一言、つい口をついて出てしまう時はありませんか?
はい、私はしょっちゅうです😆

高校生ぐらいまでは、比較的無口で必要なことしか話さない女の子でした。公立育ちで、周りには自分のことを知っている仲間が多かったため、あまり口をひらかなくても事足りたからかもしれません。

しかし、大阪から東京に戻り、私大に入って下から上がって来た人や、私みたいに地方から集まって来た人など、異なるバックグラウンドを持った人と交わるようになり、初めてコミュニケーションを意識して取るようになった気がします。

また、大学3年生で初めてイギリスに留学をし、寮でのフラット生活が始まったら、さらに自己主張、自己表現を求められるようになりました。

迎えにフラットリーダーのイギリス人、隣にいつも怪しい音楽を爆音で流しているイスラエル人、斜め迎えにシャイで少しコミュニケーションが苦手なブラックの男性と並んでて、常に主権が脅かされる状態😆コミュニケーションを取らざるを得ない状況😅にあったからです💦

翻って、今、通訳者としても講師としても、最短の時間で最大の意思伝達をするのが課題です。語らなさすぎても伝わらないし、お客様の時間を無駄にすることもできません。

通訳者として、同時通訳だけでなく、逐次通訳でも間延びしないように、例えば、以下の言葉は極力発さないようにしています。
・いわゆる、というもの (so called, what I callと言われない限り)
・と思います (I thinkと言われない限り)

以前、スクールに通っていた時、凄く明瞭なデリバリーをされている名物先生がおり、その先生は言葉のミニマム化を徹底的に指導されていました。私もそれに倣って言葉の単価を上げたいと考えてます。お客様にとっても、言葉が多すぎると脳が疲れてしまうので、抜けのない程度で、まくしたてないように余計な言葉を削ぎ落とすのが、私の理想の通訳の姿です。

日常会話では、話す量も然り、タイミングが大切だと感じています。会話も含め、タイミングが大事。その件については、また別の投稿で取り上げます。


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