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14 ラジオ講座だけで英語が話せるようになるには。

娘が中学からバイリンガル教育の学校に入学したと言うと、
「だから英語が話せるようになったのね。」
とよく言われます。

でも、娘はバイリンガルなクラスメートたちと一緒に勉強ができるようにと入学前に頑張ってきたので、英語を教えてくれたのは、むしろ小学校1年生から6年生までお世話になったNHKのラジオ講座、「基礎英語」と「ラジオ英会話」。


入学の日に、職員室でアメリカ人の校長先生が娘といろいろ話してくださった時にも、
「〇〇ちゃんは、どうしてそんなに英語がしゃべれるの?」
と不思議そうに聞かれました。

まだそこまでペラペラではなかったのですが、ラジオで学んできたと話したら、
「そんな子は見たことないよ、初めてだ。
ラジオ講座って、そんなに自然な英語が話せるようになるの?」
と。

(この自然な、ナチュラルな英語というのは、その後もよく言われることがありましたが、特に仕事の現場に入ってから、ネイティブの人たちに同等と見られて信頼されやすく、役立っているようです。)


同じようなことが、サマースクールの時にもありました。
あるアメリカ人のお母さんに、
「〇〇ちゃんはどうしてそんなに英語がしゃべれるのか、教えてほしい。」
と言われたんです。

お子さんは日本人の夫とのハーフだけども、普段は公立の小学校に行っているので、いくら英語でしゃべりかけてもちっとも話せるようにならなくて困っている、とのこと。


どちらの時も、ネイティブの人にそんなことを言われるなんて意味がわからなくて、ただ
「いやぁ、娘は英語が好きで・・・」
としか説明できませんでした。

だって、読み書きや聞き取り、覚えることが苦手な娘が、って私の方が不思議でしたから。


考えてみると、一つには「暇だったから」というのが大きいと思います。
娘は英語のほかに好きなこともなく、習い事もしていなかったし、塾にも行っていないので、時間はたっぷり。

子どものうちは暗くなるまで友達と遊んで、好きなことを好きなだけやることで、人との関わりを学んだり、自分を見つけていったりするのが大切じゃないかと私は思っていました。

でも、東京の子どもたちは小さい頃からいくつも習い事をして、さらに高学年になると塾に通い始め、多くの子が中学受験をします。
それで娘は年々遊ぶ友達がいなくなり、英語しかすることがない日が増えていたのでした。


さらに、その後バイリンガル教育について学んでいくうちに、娘のやっていたことの何が正解だったのかが、いろいろとわかるように。
そこで、ここにそのポイントをまとめさせていただこうと思います。

以下は有料記事とさせていただきますので、ラジオ講座をどう使えば本当に話せるようになるか、興味のある方はどうぞご参照ください。




1 ネイティブと同じ順番で、発音をマスターする。

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