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Yayoi Kusama(草間彌生)の魅力

長野県松本市生まれの
草間彌生さんは現在91歳。

水玉のモチーフで有名な
絵画や立体作品で
独特な世界観を発信し続ける
現役で活躍中のアーティストです。

日本人で知らない人はいないほど。

幼い頃から幻覚や幻聴などの
オブセッション(強迫観念)に悩まされ、
それから逃れるために
ひたすら水玉の作品を作り続けました。

Polka Dot Diva「水玉の女王」と
世界から喝采を浴びるほど
水玉は彼女のシグニチャとなっています。

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彼女は1957年に渡米し、
73年に帰国するまでの16年間
ニューヨークを中心に活動していました。

ニューヨークのギャラリーでの
個展をきっかけに
ニューヨーク・タイムズや美術雑誌、
海外の美術館によって高く評価され
一躍有名になった彼女ですが、

渡米してしばらく
生活は裕福とは程遠く、
窮乏のなかで絵画制作に
没頭していました。

さらに、
女性、日本人ということで
アートディーラーの協力を
得ることが難しく
邪険な扱いを受けたそうです。

しかし、59年に開いた
初の個展「無限の網」を機に
彼女の作品は世界へと羽ばたき、

アンディ・ウォーホルに
インスピレーションを
与えるほどのアーティストになりました。

とにかく91歳でもパワーが凄い
草間彌生さん。

「私はこの水玉ひとつで立ち向かってやる。
これに一切をかけて、歴史に反旗をひるがえすつもりでいた」

ニューヨーク時代を振り返り、
語った言葉に
彼女のアーティストとしての
使命を感じます。

2021年春に
NYBG(ニューヨークボタニカルガーデン)にて
個展を控えているそうです。
COVID19で更に延期にならないことを願います。


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