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安産祈願

1人の人間の人生の始まり、それが「出産」
赤ちゃんが無事に産まれること・・・。 当たり前のようで、当たり前でないこと。 子供はその家だけでなく、この国にとっても大きな財産。
そう・・・人財なのですから。 
母子の安泰と安産を願う『安産祈願』
お母さんのお腹が大きくなってくる5ヶ月頃の戌の日に、御祈祷を受けられる地域が多いようです。お祓いした「腹帯」を巻くとお産が楽になる、と言われています。 また、腹帯は「岩田帯」とも言われ、         

戌の日 ・・・ 犬は安産で子犬をたくさん産むことから、       岩田帯 ・・・ 岩のような丈夫な子供になるように

そんな、願いが込められているのが、腹帯です、

安産や子育てで有名な神社は各地にありますが、とくに 木花開耶姫命 は、安産の神様として崇められています。
 
神社で御祈祷をしていただくと、祝詞が読み上げられます。 


懸けまくも畏き、吾が水天宮の大前に、宮司眞木長時恐み 恐みも白さく。
大神の敷座す此の久留米の何町何番地に住みて、常日頃大神の高き尊き
御神徳を被れる御氏子何某の妻何子い、神ながらの産霊の道のまにまにに、
大神等の厚き御神恩を戴き持ちて、前つ頃懐妊り、家族等の手摩足摩の温かき心配りの裡に、禍無く異無く、日数足ひて、速くも来る何月はしも産屋入りを迎ふることとは鳴りぬ。故此れを以ちて今日の生日の足日に、大前に詣で額つき拝み奉り、赤き清き誠心以ちて礼代の幣帛献り、安く産みなすことを乞祈奉らくを、平けく安けく諾ひ聞食し給ひ、神霊幸はへ給ひて、此れより後は、朝夕起居振舞に仮初の手の躓足の躓有しめ給はず、食物の障りもなく、海原に時得て磯ひたす満潮の如く、月日満足らひ、輝く玉の如き、嬰児の初声も高らかに産みなさしめ給へと、厳鉾の中執持ちて、畏み畏みも白す。

                (福岡県水天宮/祝詞霊文集下巻より)

出典;よくわかる祝詞読本より

文字にして読むと、なんとなくわかるような・・・わからないような・・・

次回 現代語訳をお伝えします♪




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