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酒を飲むにも年季が要るかも?

多分、伝統的な日本料理にはないと思いますが、西洋料理には食後酒と言うものがあります。消化を促進するためのお酒だと言われていますが、
本当に消化促進効果があるかどうか、私には分かりません。

食後酒の種類はとても多いです。

リキュールと呼んでいるものは、食後酒に分類されると思います。
リキュールは甘いものが多いですが、口の中に甘ったるさが残ることはありません。
もちろん、甘くない食後酒もあります。

個人的な好みをいうと、ベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリーム が一番好きです。アイリッシュ・ウイスキーとクリームが入っています。

食後酒を飲むのは、必ずしも食後にこだわる必要はないと思います。

私は、ヨーロッパに一人で出張した時は、夜寝る前に一人でホテルのラウンジに行き、ベイリーズ・アイリッシュ・クリームをチビチビやりながら、本を読むのが楽しみでした。
イタリアに行ったら、気分によってはレモンチェロを飲んでいました。

これ等以外にも、コアントローも好きですし、ティアマリアやカルーアのようなコーヒーリキュールも好きです。気分で変えます。
リキュールには、メロンやスイカのリキュール等々たくさんあります。

ポートワインも食後酒です。これも種類が多いので奥が深いと思いますが、私は良く知りません。

ブランデーのような辛くて強い酒も食後に飲む人が多いようです。
食事の後は、なぜかゆったりと香りも楽しみたい気分になるので、飲むときはストレートです。

かなり強いので、ブランデーをコピリンコと飲んだら水をチェイサーとして一口。

ブランデーを食事と関係なく飲むなら水割りでも良いけど、水割りだと香りを楽しめません。

もう一つ、辛口の食後酒と言うとイタリアのグラッパ。
以前は密造されていたとイタリア人に聞きましたが、この酒も食後酒として流行っているようです。

食後酒はコーヒーを飲んだ後に飲むので、友人のイタリア人はエスプレッソのなかにグラッパを垂らしていました。美味いかどうか、私はやったことがありません。

強い酒と言うと、北欧にアクアヴィットという酒があります。
原料はジャガイモで、ブランデー並みの強さです。

昔ヨーロッパに出張した時、帰国便としてスカンジナビア航空を使いました。機内の食事の後、北欧の酒を飲みたいと言ったら、これを勧められました。

飲み方は、ビールをチェイサーにして交互に飲むと美味いと言われ、その通りにしてみました。確かに美味い。

しかし、気がついたらアンカレッジ(その当時のフライトはアンカレッジ経由で成田着だった)到着の直前で、身体を揺すられて目が覚めた位なので、熟睡していたらしい。

アクアヴィットとは「命の水」という意味があるようです。
アクアヴィットが食後酒なのかどうか分かりませんが、個人的には食後酒で良いと思います。

ヨーロッパの人なみに、ビールをチェイサーになんかすると、すぐに寝てしまうかもしれません。
しかし、目覚めはスッキリしていたし、ずっと寝ていたので長いフライトでも短く感じました。

お酒は、食事を楽しくしてくれるし、人生も楽しくしてくれます。
山登りでも、私は、その日の行動が終わったのなら、お酒を楽しみます。

しかし、飲み方を知らないと周りに迷惑をかけます。
まれに酒乱の人がいますが、こういう人は他人が一緒にいるときは禁酒して欲しい。

また、酒乱ほどじゃなくても、気分次第で荒れ模様になる人もいます。
自分に合った飲み方を知るには、ある程度の年季が必要なようです。
若い人は、ボチボチと飲み方を覚えて欲しい。


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