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<仕事術>歴史に「もし・・・」は禁句?

歴史からは多くのことを学べます。
しかし、歴史に「もし」は禁句だとも言われます。

なぜ禁句かと言えば、
歴史は過去に起こったことであり、今更変えられない。

だから、「もし・・・」という問いかけをしても無駄だというわけです。

これは常識化しているように思えます。
しかし、私はまるで逆ではないかと思っています。

「もし・・・」と思いながら歴史を学ぶことこそが大事だと思っています。

例えば、「もし、昭和20年に日本が原爆を一発もっていたら、どうなったか?」と考えてみたらどうでしょうか?

アメリカは日本に原爆を落としただろうか?
このことです。

アメリカは日本からの報復を恐れるに違いない。
とするなら、日本に原爆は落とさなかったのではないか。

むしろ、日本と講和しようという動きになったのではないか。

アメリカが安心して原爆を落としたのは、日本が原爆をもっていなかったからではないか?と思えるのです。

同様に、もし日米が戦争しなかったらどうなっただろう?

日本は共産主義が怖くてソ連に対峙していたんです。
ソ連がデカくなったのは、日本が負けたからでしょう。

では、日米が戦争しなかったら、
ソ連があんなにデカくなることはなかったのではないか?

そして、共産主義が、その後の世界でこんなに力を持つことはなかったのではないか?

すると、ベトナム戦争もなかったのではないか?
中国の様子も全然違っただろう・・・、と様々に考えが膨らみます。

ビジネスでも、同じように自問自答できます。

例えば、もし〇〇の設備投資をしなかったらどうなったか?
或いは、逆に××の設備投資をしていたらどうなったか?

例えば、あの借金をしなかったらどうなったか?
或いは、その逆に、あそこで借金をしていたらどうなったか?

例えば、あそこでAという新分野に進出していたらどうなっていたか?
或いは、AではなくBという新分野に進出していたらどうなっていたか?

等々、考えるべきことはたくさんあるでしょう。


過去にやったこと、起こったことが歴史です。

それから学ぶことは大事だと思います。
そして、より多く、より深く学ぶためには、
「もし・・・」という問いかけをする方が良いのではないか、と思います。

常識は大事だけれど、必ずしも正しくはない。
時には常識を疑うべきだと思います。

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