clubhouseでインドア男子は人とうまく繋がりを作れたのか【インドア目線】
投稿日から約2週間前、
急激に周りで話題となった、clubhouseというアプリを始めてみました。
音声版Twitterとも称されるこのSNSですが、
現在Androidスマートフォンには対応しておらず、
僕は自宅などのWi-Fi圏内にいるときにのみ、家族が使わなくなった型落ちのiPadにインストールして使用しています。
利用を開始するには、すでに使っている人からの招待が必要(さらにお互いの電話番号を交換しておくこと)で、
僕も学生時代にお世話になった方から招待をいただき、始めることができました。
①地方在住やマニアックならではの話のきっかけ
地理的な壁を超えて様々な人の現状を見ることのできるSNSですが、今までに使ったSNSと一線を画している点は、
生で行われている会話に聞き耳を立てたり、出入りしたりできること。
経営者やアスリート、シンガーソングライターなど、表舞台に出るイメージの強い人に限らず、
僕のようなインドア人間でも、roomと呼ばれる仮想の部屋のようなものを設けることで、
「部屋」に入ってきた人と喋ったり、他の友人などを招待してリアルタイムで公開トークをすることができます
(公開の範囲を指定することもできます)
参加者が多くなるroomでは
看板役となるスピーカーに対して、質問者が入れ替わりながら話す質問コーナーのようにして「部屋」を回す様子を何度も見聞きしました。
ですが僕は少人数のroomや、名前に「鳥取」の文字のあるroomをめがけ、
終わる頃にはほぼ全員が「見かけた人」「声は聞いた人」に自然となりやすいroomに出入りすることが多いです。
すでに賑わっているroomより、
ゼロから何かが始まるようなroomについつい価値を見出し、突撃しがちなイザワです。
これはあくまで、大規模なイベントよりも、
10人対10人くらいのイベントを好みとしていたり実際に開催していたりする僕なりのリズムなので、
様々な方の活用法を、聞いてみたいところです。
現状、僕はアート・カルチャーの話に出くわすよりは、
鳥取で暮らしている人や、鳥取に何かしらの縁がある人が出入りするroomに入る機会が多いのですが、
「鳥取って…砂丘しか知らないぞ…」くらいのテンションの人との対話を、今後やってみると面白いのでは?
と謎の欲が湧いています。
②人と会話するスパンの(個人的)変化
2月現在、昨今の事情で日中の仕事に出る機会がほとんど無くなり、
また市街地へ行くにも自転車で片道1時間以上かけないといけず、
1週間のうち6日以上家から出ず、ほぼほぼ家の人間にとなっている状態の今の僕にとっては、
元々面識のある人やclunbhouse内で新たに知り合いとなった人、
また時には、インターネットの世界でしか見聞きすることのできなかった人との会話により、自分とリズムの違う人の話を定期的に聞ける機会があることで、
人間の会話のリズムの感覚を取り戻したり、他者への言葉への返しを考えたり、
これら一連の動作のために頭を使ったりすることが、家でもできるようになりました。
また朝活roomや、24時近くまでざっくばらんに話すroomなど、自分の習慣のためにroomを設けている方もおり、
それらを仮想の集合場所として持っておくことで、
1日を始めたり終えたりするための強制スイッチとして活用することもできます。
③clubhouseはオフラインでの繋がりに活かせるかどうか
オンラインサロンやYoutubeなど、オンライン発信を活動としている人がいち早く使っている印象の強いclunbhouseですが、
自分のお店を持っている人や、仕事以外のフィールドでオフラインで話せるタイミングがある人、
僕のような、イベントや展覧会のような集まる場を持っている人などは、
clunbhouseでのオンラインの繋がりきっかけで、オフラインで実際に会うまでのキッカケを作ることも十分可能だと思います。
音声通話独特の間合いやファシリテーションスキルなど、
オフラインで初対面で繋がる時とは別のスキルや印象が、clubhouseでは順序を変えて表面に出てしまいがちなので、人によっては苦労するにもなり得ます…。
④現時点での悩み
大人数で集まっての飲食を積極的にはできない今、
イベント後の仮想アフタートークや仮想二次会の場として、clunbhouseを活用するのはひとつのアイデアかな、と思っています。
(ただし、現状Androidユーザーは参加できません…)
しかし、僕は識者的な立場としてディープな話を繰り出すよりも、
他者の話を聞いたり紹介したり分解したり、
room全体の話に火が付く前の段階でつないだり、
新たに入ってきた人が馴染むまでのところではたらきかけたり、
自分がroomにいることでなぜかほかの知り合いを呼び込んだりというポジションなので、
自分で開いたroomには人は集まらない
(もっといえば、開いてまで自分から話したいことが浮かばない)
のが現時点で苦労していることです。
展示の入れ替えや搬入日の多い曜日を狙って、
見に行きたい展示や気になる催しについて共有するroom(※タイトルは再考の余地あり)
を立ち上げてみたのですが、
見事に過疎状態になってしまいました。
幼い頃、遊戯王などのトレーディングカードを集めていても、対戦したり腕を磨きあう相手を見つけるのが一番のハードルだったために、
競い合う仲間がいなかったり、なかなか遊びの醍醐味を楽しめなかったあの頃の思い出が、
今になってもインドア人間の中に蘇っています…笑
終
読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートは、鳥取のアートシーンで活動されている方々を応援する際に使わせていただきます。