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【度々紀行】諏訪でスポーツ三昧(2)-トレッキング

諏訪でのんびりスポーツ旅のつづき。

ちなみにひとつめはこちら。

第二種目は車山高原トレッキングです。

車山高原は霧ケ峰高原までの比較的長めのトレッキングルートもあり、本腰を入れて歩こうと思えばかなり楽しめる山なのではないでしょうか。

が。自分はといえばサイクリングでの疲労を言い訳に、軟弱な体力に合わせてリフトでとりあえず山頂まで一気に上がることにしました。

見渡す風景が心を掴みます。近景の山々。遠景の峰々、双方が相まって美しい景色、稜線を描いています。高原まで来る道すがらも感じたのですが、ビーナスラインとはよく言ったものです。

車山自体は若かりし頃にスキーに来たことがあるのでした。リフトから山肌ぼんやりを眺めていると、なんとなく当時の記憶が浮かび上がってくる… ような気がしました。
まあ自分のスキー全盛期はそれなりに様々なゲレンデに行っていたので車山の記憶も本物かどうかは定かではないのですが。
とにかく、緩やかな斜面や急坂を見ながら、自分ならこう滑り降りるかなあ、なんてことを思ったり。

車山の周辺は木立がなく下草ばかりの山で、別世界感が半端ない。
そうそうこういうのが見たかったんだよ。自分が欲しかった絶景ってこういうことだよ。
という感動がありました。これを見ることができただけでも今回の山行は元をとったかなあ。
山頂からの景色もまたヨシ。そして山頂自体の景色も別世界でヨシ。円形ドームがさらに異質感を生んでいて実に良かった。

さてこのあとの予定ですが、当初は車山肩のほうに降りてみようかと思っていたのです。が、まだ全然歩いていないにもかかわらず、なんかそっちに進むのは今日はいいかなあという気持ちになってきていました。

サクリングの疲労? はたまた、ガレ場コースに対し足元不如意で臆したか?

で、結論としては素直に車山高原側に降りることにしました。せめてものトレッキング企画を果たすべく、リフトではなく歩きでね。

景色を堪能しながらのトレッキングはもちろん十分に楽しいのですが、道々余計な妄想も浮かんできます。

「車山高原」って言うけど「山」なのか「原」なのかどっちなんだ?
「霧ケ峰高原」も「峰」なのか「原」なのか? 曖昧じゃあないか?
その点、「美ヶ原高原」は潔い。自分は「原」ですと名乗ってるよなあ…

いやいや、せっかく最高の景色に囲まれているんだから、その絶景をもっと堪能しなきゃ。だろう、自分。
なんてことを考えながら、無事に車山高原駐車場まで戻ってきました。

今回実際に歩いてみて思ったのですが、車山は山頂アタックに拘らず、中腹までリフトで上がって、そこから外周や稜線をトレッキングするのが一番この山を楽しめるのでは。体力を温存しながら稜線トレッキング気分、湿原トレッキング気分を堪能するにはこれがベスト。そう思った次第です。

もう少し山歩き力が復活したら、今度はそのルートでロングディスタンストレッキングをやってみたいなあ、と思いました。

ところでメイン行はこれにて完了だったのですが、このキスゲ群生地などを軽く散策もしました。これまた綺麗で良かった。
のですが。このとき、登山靴に履き替えるのが面倒だったのでスニーカーで歩いたのです。これがまあ、歩きにくくて閉口しました。やっぱり登山靴のホールド感って重要だったんだなあ、とあたらめて実感しました。

てなわけで、これで本当に今回のトレッキングは終了。精神的には大団円となりました。

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