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白浜維詠
2021年12月22日 11:15
「たったひとりの保護者であるおばあ様を亡くされて姫君はさぞ心細く過ごしておいででしょう。お悔やみに行ってくるよ」とこの時は僕を置いて光る君は姫君のお屋敷へと向かったのです。翌朝、なんか落ち込んだ感じでお帰りになった光る君は、「ゆうべは激しい霙《みぞれ》が降っていただろう?僕女性ばかりの家で宿直の代わりをしてあげたってのにさ、とにかく少納言の乳母が『あなたは信用できません!』と付き
2021年12月30日 09:06
源氏物語「葵」脚色光源氏の社畜、惟光くん物語もいよいよ佳境。今回は衝動に負けた光源氏(いつも負けっぱなしじゃねえか。なツッコミ全て受け止めます)が焦ってやってしまったお話です。正室葵の上を亡くした光る君は妻の弔いと産まれたばかりの夕霧くんの誕生祝いの儀式を同時進行させなければならず、葵の上のご実家左大臣邸にこもりっきりです。夕霧くんが笑えば「ごらん、この子は私によく似ている」と