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#02,いよちゃんがスパイスカレーを好きなワケ② いよちゃんはパンの子だった

こんにちは、しばらく投稿が開いてしまいました、いよちゃんです。


「今日こそ書くぞ!」と思いきや、noteを開き始める前にネットサーフィンをはじめしまい、「ああ、もうこんな時間、頭回らないしもういいか。」みたいに先延ばししたり、今日はネット授業で一日パソコンの前で疲れたからもういいやみたいになったり。


そもそもの文章を書くのはもちろん、何を書こうと悩んだり、どんな構成で話していこうと悩んだり、文章を書くことの労力が以外にも大きいことがわかりました。…文章を書き続けることの難しさを感じます。これを本職にしている人たちはさぞ頭の回転時間が長いことか…。


前置きはさておき、そろそろ本題に入ります。


前回の話を見てくれた方々、ありがとうございます。


この話の続き(というかもう一つの要素ですかね)についてです。

前回はカレー好きの根本について話しましたが、今回はカレーにドはまりするという決定打になった、インドカレー、いわゆる”インネパ”のカレーとの出会いについて話したいと思います。

題名とだいぶ違うじゃないか、


いや、そうではないのです。パン少女いよちゃんだったからこそ、インネパにはまったのです。


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1.いよちゃんはパン少女だった。


知っている人もいるかもしれませんが、実はカレーにハマる前は、パンをひたすら愛でていたのです。

きっかけは、中学の時、初めて上野の駅で食べた、焼き立てのメロンパンでした。

軽くおやつにかったメロンパン。たまたまの焼き立て。

家に帰ってから食べるつもりでしたが、熱々のいい匂いにつられて一口。

!!

あまりのおいしさに絶句しました。

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外がカリっとしているのに、中はとろけるように柔らかい。熱々の湯気から出るバターと砂糖の香りがたまらない。なんてものがあるのだろう!!

一生懸命にかぶりつき、3分もしないうちに私の手元からそれはきえました。残るのは口の周りのクッキーかすと、幸福感のみ。


いつもあまり気温度などにせず食べていた(当時母が気にして電子レンジを使ってなかったのと、普段コメ派でオーブンを使う文化がなかった)パン。焼き立てのパンもホームベーカリーぐらいで(昔のものだったので、皮が厚くて硬く、子供のころの私はあまり好きではありませんでした)なんとなくもさもさしている印象はありました。


焼き立てになるだけでこんなに変わるんだ。パンってこんなにおいしかったっけ? 私もパン作ってみたい、もっといろいろなパン食べてみたい!


そう思ってから、高校時代はだいぶパンに没頭しました(笑)



おいしいといわれているパン屋さんをめぐり(そこで私は天然酵母系や、ベーグルが好きだと気が付く)、製パン材料をそろえ、酵母を起こし、学校から帰るとパンを作りつづけました。よく学校にもっていったため、女子高の獣たちから喜ばれましたね(笑)。
喜んでもらえる喜びはここで知ったのかも。

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パン祭り☝️

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つくったやつ☝️


パンの面白さって、カレーと通じることろが多々あります。

・世界中同じようなものがたくさんある。・その日の気分、気温など条件で大きく味が変わる。・酵母育てるのが楽しい。・知れば知るほど深い。

たぶん同じようなルートで、好きになってハマっていきました。人間、いくつになっても性分は変わりませんね(笑)


当時は進学校に通っていたにもかかわらず、製パン専門学校のオープンキャンパスへ行ったりして本気でパン屋になることを目指していました。


しかし、転機が訪れます。



2.パンが体に合わない事件


毎日のようにパンを作っていた私ですが、実は、パンを毎日食べれない体質だと気が付いてしまったのです。


1日目はいいのですが、連続して何日か食べると謎の胃もたれに襲われます。当時、ストレスやらなんやらで、虚弱体質だったのでそのせいかと無視していたのですが、やはり米の日とパンの日ではだいぶ体調が違っているというのを無視できなくなりました。


調べてみると、世界にはグルテンアレルギーというのが存在し、不耐症の人もいるとありました。軽い症状ですが私にも当てはまる…大きなショックを受けました。パンを(毎日は)食べれないパン職人ってどうなんだろう…。しかし、そんな疑問を持ちながらも、パン職人になってみたいという希望は捨ててなかったのです。



3.インドカレー屋さん

ちょうどそのころ、パンが好きだったころ、私はよくインドカレー屋さんにも行っていました。パンと何の関係があるの?いやいや、

ナンですよ!!

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そう、初めてインドカレー屋さんに行ったとき、私はあの熱くて、大きくて、甘くて、ひどくもちもちしたナンに圧倒され魅了されてしまったのです。それまでのナンのイメージはというと、もさっとしたピタパンの少し厚いバージョンみたいな感じでした。スーパーに売っていたり、給食ででてきたものしか食べていなかったので、インネパナンはパン好きにとってとても魅力的なものでした。

もちろんカレーにも感動しました。複雑な味わいで、しっかり辛い。ほかのどんなものを食べてもこんなにメラメラと体の内が熱くなるような感覚になったことはないのです。

ナンをお替りして、パンパンで熱くなったお腹を抱えて帰るのは、心地の良いことでした。



時は少し飛んで、高校3年。

進路を決めるときです。パン屋になるという希望を持ちつつも、どこかあきらめの気持ちがでていました。また、同じタイミングで成績が上がってきて受験勉強してもいいかもしれないと思ってきたのです(最初は受験に対してトラウマが有ったので無理せず行けるところにいきたかった)。

私は進学校の雰囲気にのっかり、受験勉強を始めます。

朝6時半には学校の自習室に行き、予習や過去問を解き、夕方も授業終わってから学校で開いている講座に出席したり、クラスで勉強したりしました、帰ってからも部屋にこもることが増えました。夏休みも毎日学校に行って、、思い出すたびによくこんなことができたなって思います。

そんな生活はやはり体には大きなストレスになってしまいました。あまり太くなかった食ですが、さらに細くなってしまいました。



パンなんてあまり食べる余裕もなかったです。

でも、なぜか、カレー屋には月一回は行っていました。

その間隔は、センターが近づくにつれて、月一回から、2週間に一回に、2週間に一回から、週一回に、それでも足りなくなってきて…。多分体がスパイスを欲していたのでしょう。ほかの外食ではえれない満足感と刺激、爽快感を。このころからカレージャンキーになってきたのです。ナン目当てで言っていたはずのインドカレー屋さんなのにしまいには、ナンではなくご飯で食べるようになっていました。

”あ、私はナンじゃなくてカレーが好きなんだ”

そう気が付いたとき、受験は終わりました。

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してカレー人生が始まりました。


まず水野さんの教科書を読んで、アメ横行ってスパイスを買いそろえ、春休みは狂ったようにカレーを作りました。

そこからは皆さんが知っての通り、カレーのいよちゃんの登場です笑。



4. 私とパン


今もわたしはパンが好きです。というより、パンを作るのが好きです。


粉をこねる感覚、発行のにおい姿、形作る難しさ、そして何より焼いているときのいい匂い。もしかすると作るのはパンの方がカレーより好きかもしれませんね(笑)(そんなこと言っちゃいけないですね)


だから私は今もパンを作ります。何がどう好きであっていいのです。


カレーのいよちゃんだからカレーだけとかそういうことではない気がします。パンをやっていたからこそ、カレーの付け合わせのナンやインドのお菓子、スパイス文化圏の粉物を作れたり。カレーをやっているからこそ、どちゃくそおいしいカレーパンや、スパイスを効かせたアレンジをしたパンをつくれたり。

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実はこの考えはこの前、フォロワーさんに言ってもらった言葉に大きく勇気づけられ、そう思えるようになったのです。


SNSの世界は、ターゲットの興味を絞ることによってビジネスになりやすいです。しかし、ビジネスとアイデンティティを混ぜて運用していると、自分の内面を周りの反応に託してしまうことにも繋がりかねないのです。周りからの大きな力は自分がこうありたいという思いを消してしまうこともできます。自己を崩壊してしまう人もいるのではないでしょうか。人間関係において多分これはSNS以外でもいえるのですが。


何が言いたいって、自分の好きなこと全部やりたい、興味があること全部やってみたいという話です。そこに1っ点集中することだけがすべてではない。たくさんの要素があるからこその自分になる、まとまるのだということです。


これから私は、まだ不安定で、何がやりたいんだって思われる行動をとるかもしれません。しかし、いつかひとつになって”いよちゃん”ができていく気もします。自由なわがまま娘ですが、温かく見守ってくれると嬉しいです。



ということで今度焼き菓子いよべいく、やります(宣伝かよ笑)。

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カレーのディープな世界への探検の支えとなります。インド探検したいなぁ、、もしよろしければサポートよろしくお願いしマサラ…!