第1章6節:笑顔の効果③
■自分の心が嫌な事に向き過ぎるのを防いでくれる
笑顔がもたらす3つ目のメリットは、
メンタルの問題です。
人間は特殊な生物で大脳の発達により、本能を無視する事が出来ます。
生きる為に必要な情報が目の前にあっても、
刺激的な映像やシチュエーションがあればそちらを注視してしまうのです。
テレビやネットはその代表的なものでしょう。
しかし夜も更けてくると周りの家も電気が消え、
徐々に闇の時間へ移っていきます。
そんな時、人は周囲の刺激の無さから自分自身へ目を向けてしまう傾向にあります。
自分の存在について。
自分の人生について。
自分が抱える悩みについて。
そして無意識に自分自身に向き合い過ぎると、
感情はマイナス思考に陥りやすく出来ています。
生物の本能として命を守る為には下手な動きを見せるより、
ジッとしていた方が安全だからだと言われております。
プラス思考になれば動きが現れますからね。
マイナス感情になれば『どうせ何をやってもダメだし』と行動する事を躊躇させてしまうのです。
この状態に陥るのが夜なのです。
女性で『ちょっと聞いてよ』と悩みを電話で友人に打ち明けるのは日中ではなく深夜が多いのはその為です。
しかし日中から大いに笑っていると、その余韻が残っているものです。
単純に『今日は楽しかったな~』と思えていれば、
この余韻で人は刺激を十分に感じる事ができ、
無意識に自分自身と向き合う事を防いでくれるのです。
無意味にマイナス思考にならない為にも、
人間にはやはり笑うという行為が必須作業だと言えるでしょう。
続く・・・
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