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📚#1「キャリアコンサルタント」で自立する方法【前半】(佐渡 治彦)

異業種×異職種転職を3回経験。
現役ベンチャー企業人事のキャリアコンサルタント 岩澤 望(@hope_3n)
です。

2016年から国家資格となったキャリアコンサルタント。
しかしながら、キャリアコンサルタントは仕事がないと言われます。

現在の主な活動の場としては、企業で資格をいかしている方が最も多いとの調査結果が出ています。また、個人的に気になったのは「なし」という回答率が15%もあったことです。

【現在の主な活動の場(単数回答)】
●企業:34.2%
●需給調整機関:20.2%
●学校・教育機関:17.2%
●地域:5.2%
●その他:8.3%
●なし:15.0%

労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書」
キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査から一部抜粋(2018)

このような中、「資格を取って独立しよう!」、「副業して稼ぎたい!」と考える方もいらっしゃるかと思います。

今回ご紹介する本は、いちキャリアコンサルタントとして、Tipsだけではなく深く考えさせられた1冊です。キャリアコンサルタントの原点に立ち返ることが重要だなと。

📚「キャリアコンサルタント」で自立する方法(佐渡治彦 氏)

既にキャリアコンサルタントの方も、これから取得を目指している方にも、企業領域でのキャリコン活用を考える方には大変オススメできます。
また、いくつかの参考資料URLも貼付しておきます。

なお、ボリュームの観点から、<前半>と<後半>に分けて記します。


市場はブルーオーシャン

登録者数(2023/4月末時点)

厚生労働省は、標準レベルのキャリアコンサルタント10万人を数値目標としています。もう7万人に迫る勢いです。
ちなみに、令和5年3月末時点の税理士登録者数が約8万人です。しかしながら、税理士ほどの知名度が現状、キャリアコンサルタントにはありません。

また、登録者数の約半数は、関東県内に集中しています。

●総数:65,684名
●最も多いエリア:関東→東京=33,675名

国家資格キャリアコンサルタントWebサイト登録センターから一部抜粋

厚生労働省は、企業向けのキャリアコンサルティングを積極的に展開しようとしており、日本の事業所数を鑑みると、市場としてはブルーオーシャン。

キャリアコンサルタント自身が道を切り開く

このように、計算上はブルーオーシャンでありますが、キャリアコンサルタントの意義と効果を事業者サイドにご理解いただけないと、導入・普及は難しいのでは、と思います。

そのため、サラリーマンのように待ちの姿勢では仕事は振ってきません。
市場を創り出していく位の気概をもって、行動・取り組む必要があるのではないかと感じます。

国は方策を示してはくれますが、実行して道を切り開くのはキャリアコンサルタント自身です。この資格が国民に浸透し定着するかは、キャリアコンサルタント本人の活動次第であるということです。

『「キャリアコンサルタント」で自立する方法』P46から一部抜粋

私自身、社外活動の一環として、中堅・中小企業のキャリア開発のプロジェクトを始めました👇企業領域のキャリアコンサルティングの市場の可能性を探求していきます(ぜひ、ご興味ある方繋がってください(^^))

キャリアコンサルタントに追い風の時代

一番期待されているのは企業で働く個々人に対しての「より具体的なキャリアプランの設計とその支援、キャリアプランを実現するための能力開発プログラムの策定とその支援」です。
簡単に言えば、その役割は「相談者の問題解決を行い、次への一歩を踏み出せる”気づき”を促し、行動できるようにする」ことです。

『「キャリアコンサルタント」で自立する方法』P54から一部抜粋

一人で悶々と考えてしまうと、袋小路に陥ってしまうこともあります。
特に、企業外のキャリアコンサルタントであれば、客観的に相談しやすい立場にもなれるでしょう。

自分の判断で料金が決められる

価格設定は質の問題

会社員をしていると、自分のサービスに値付けすることに躊躇する人も多いかもしれません。最初は、経験を積むために安価に提供することは良いでしょう。しかし、実績を積んでも低額で請け負い続けると、消耗してしまいますよね。

質=価格と考えると、いかに良質なコンサルティングを提供して価格を上げられるか、ビジネス視点で見る必要があると思います。
考え方の問題ですが、良いサービスを提供しているならば、自信をもって、その対価をいただければ良いだけです。

セルフ・キャリアドックは狙いどころ

セルフ・キャリアドックとは?

「セルフ・キャリアドックとは、企業がその人材育成ビジョン・方針に基づき、キャリアコンサルティング面談と多様なキャリア研修などを組み合わせて、体系的・定期的に従業員の支援を実施し、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取組み、また、そのための企業内の『仕組み』のことです

「セルフ・キャリアドック」導入の方針と展開:P2から一部抜粋

企業領域キャリアコンサルタントの機能とは

① リテンション機能(人材維持、保持、引き留め)
② 関係調整・対話促進機能
③ 意味付与・価値提供機能

『「キャリアコンサルタント」で自立する方法』P119-120から一部抜粋

この本では、主に企業領域のキャリアコンサルタント、特に企業外から支援することが書かれています。

社会保険労務士と連携して、助成金絡みで仕事を得ていく方法がイメージできます。

必ずしもキャリアコンサルタントでなくてもかまいませんが、企業外キャリアコンサルタントであれば、セルフ・キャリアドック制度の導入とキャリアコンサルティング、訓練(研修講師)をあわせて行うようにするといいでしょう。

『「キャリアコンサルタント」で自立する方法』P132から一部抜粋

💻ミラサポplus 中小企業向け補助金・総合支援サイト

助成金・補助金については、以下サイトを参照するのも有効です。


📚「キャリアコンサルタント」で自立する方法(佐渡治彦 氏)



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以上、ほぷさんでした。

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