コンテンツ数が本気すぎるWEBオープンキャンパスは、これからの正解なのか？【#71】
今日のトピックは「新潟大学のWEBオープンキャンパス」について。
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VR/ARの会社を設立した大学院生(@iwhododo)です。
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— 堂堂 | World Maker Inc. (@iwhododo) August 17, 2020
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新潟大学、WEBオープンキャンパスを開催
国立新潟大学では8月16日と17日の2日間、初めてWEB上でのオープンキャンパスを実施しました。
オープンキャンパスは例年８月上旬に行われ、2日間で約1.5万人もの高校生が訪れます。今年度のWEBオープンキャンパス参加者は全部で約５０００人ほどで1/3程度に下がったものの、その半数が県外の高校生だったということです。
新潟大学学務部の小奈裕 入試課長が「百聞は一見にしかず。なるべくそこに迫れるようにやりたいと思っている」と取材に答えた通り、360度動画・画像を使って大学内を紹介する映像や、学生自身がキャンパスライフを紹介する動画、さらに模擬授業もオンライン上で開催し、合わせて700ものコンテンツが公開されていました。
本当のニーズに答えているのかは疑問
どこからでもアクセスできるだけでなく、パンフレットや掲示では把握しにくいコンテンツの数などが明示され、自分のペースで回ることができるのはオンラインで実現する大きなメリットに違いありません。
しかしながら、今回のWEBオープンキャンパスは「新潟大学に入学した後“どのような学生生活が送れるのか”」という学生のニーズに対して提供されたものと答えていますが、下記の通り、新潟大学も他の大学同様に原則として非対面のオンライン授業を原則継続すると発表しています。
第2学期第3・4タームも「非対面型授業」を原則継続します。
第2学期第3・4タームは一部の授業・試験を対面型で実施します。
引用：新潟大学（2020年8月4日掲載）
すなわち大学の様子や通学といった概念は現在ありえないもので、入学したあとに送れる学生生活とはかけ離れたものになっています。小中学校・高校、企業が再開してもなお再開できない大学の現状を鑑みるに絵に描いた餅といっても過言ではありません。
新入生はもちろん、在学生に対しても現状のケアからさらに踏み込んだ新しい対応の検討をこのオープンキャンパスのタイミングで提案してもらえれば何よりだと個人的には考えました。
例えばカリフォルニア州ではAppleや通信事業者と連携の元、最大100万人の学生に向けてオンライン学習用のiPadを支援すると発表しています。
関連記事：iPadを"100万人"の学生に提供、米カリフォルニア州で【#62】
もちろん、今回の新潟大学の取り組みについては全体としてポジティブに考えています。他校での実施もありえます。（弊社にお声がけください…！）
教員や大学職員が不測の事態に対して非常に工夫して新しい日常やこの局面に対して苦心していらっしゃる様子は存じております。先行きも不透明な中で、「柔軟な対応」といっていたものが結局「どっちつかず」に終止してしまうのも世の常。徒労に終わらないためにも何をすべきか判別していただくことが肝要かと思われます。
当初から問題視されていた実習や実験に加え、座学でもグループワークや論文の指導など、ニュアンスが必要不可欠なものには課題が挙がっています。
私たちもその課題を解決する術を見つけ、実現していきたい所存です。
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過去のnoteはこちらにまとめています。
出典：NST 新潟総合テレビ 「VRで臨場感も！？ 受験生のニーズに応える“ＷＥＢオープンキャンパス” 新潟大学で開催」
会社のみんなとドーナツ食べます。