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人間の仕事は奪われるのか? 遠隔操作ロボットが実用試験を開始【#44】

今日のトピックは「Telexistence社の遠隔操作ロボット」について。
昨日は「第2期VIVEアンバサダー」についてまとめています。あわせてご覧ください。

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こんにちは、こんばんは。
VR/ARの会社を設立した大学院生(@iwhododo)です。
VRは注目の高い領域だけに、日々大量のニュースを目にします。
そこで毎日1つだけVRに関連したトピックを取り上げてお届けしています。
※ちなみに選定基準は100%の独断と偏見に基づきます。

毎日更新しているので、ぜひフォローしてチェックしてください。

Telexistence「Model-T」を発表

ロボット開発を手掛けるTelexistenceはコンビニの商品陳列などが可能な遠隔操作ロボット「Model-T」を発表しました。今夏に都内のファミリーマートとローソンの一部店舗でModel-Tが導入され、実用性を検証します。

Model-Tの紹介映像

Model-Tは、人間が離れた場所からVR機器を使って遠隔操作するロボット。
胴体・アームに22自由度の関節を備え、作業負荷の大きいコンビニで商品の陳列業務を半自動化できます。二本の指で商品をつまむ「2指グリッパー」と、物体を吸い付けてつかむ「真空吸引」の技術を採用することで、さまざまな商品を掴むことが可能。操作する人間の動きを正確に再現する仕組みや、カメラで撮影した映像を操作する人間に最速100分の5秒の低遅延で映像を届ける通信性能なども備えているとのこと。

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遠隔操作に当たって、ロボットの専門知識は不要で、コンビニで商品を検品、陳列した経験があれば、誰でも動かせる直感的な操作を実現。
距離の制約もないため、インターネット環境さえあれば、店舗との距離や場所を問わず、どこでもロボットを操作できると発表しています。

また、店員の動きはデータ化され、クラウド型の管理基盤「Augmented Workforce Platform」(AWP)に蓄積。蓄積したデータは、ロボットの制御システムに機械学習させ、人間と同様の動きを自動化する計画。

Telexistenceは、東京大学舘研究室と、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD) Embodied Media Projectから生まれたスタートアップ企業。
KMDは、今回ローソンが新たに出店して実験を行う「東京ポートシティ竹芝」においても、社団法人「CiP協議会」として携わっています。
私自身もKMDの学生なので、何らか機会に恵まれるかもしれません。その際は規約などに重々留意しながらですが、続報をお伝えできればと思います。

ロボットやAIは仕事を奪うのか?

※AIの意図するところはあまりに肥大化しすぎてしまったので、本来なにをもってAIなのか議論すべきかもしれませんが、ここでは割愛します。

Telexistenceのようなロボットでは人が実際に操作しているものの、複数の店舗での陳列を一挙に請け負えるようになれば、当然効率的な反面で、他の人から仕事を奪ってしまう可能性があります。

そもそも論として、コンビニは忙しすぎるので仕事をロボットが奪うというよりもロボットで分散した方がいいように思いますが・・・笑

とはいえそれはこれまでの工場で起きてきた流れと同様で、新しい仕事の創出や、その上で人による差別化などが求められると考えています。

AIも仕事を奪う・単純作業者は危ないと「知識人」に扇動される代表格ですが、実態はそのあぐらをかいている「知識人」こそ危ういかもしれません。

人工知能を研究する非営利団体・OpenAIが開発した言語生成モデルのGPT-3は、いよいよ人間と区別がつかないほどの読解力と文章力をもっています。
その衝撃は「ビットコイン以降で最大」とさえ言われている次第。
関連記事:OpenAI's GPT-3 may be the biggest thing since bitcoin

さらに、驚くべきはTwitterなどで公開されるデモの数々です。
話し言葉からJSXやReactのコードを生成する様子。

その他にも、UIデザインツールのFigmaで話し言葉からデザインを生成する様子が公開されています。

これはすなわち、プログラマーやデザイナーといった専門職がいらなくなる可能性を(大げさにいえば)示唆しています。

実際これまでAIに奪われた仕事として鮮明なのは、ゴールドマン・サックスのトレーダーでしょう。2000年には600人いたトレーダーも、2017年1月にはわずか2人。他の株式取引も相当数が電子取引に置き換えられています。
関連記事:人件費2.5億ドル以上削減!?…AIに置き換わる「トレーダー」

人の予想はことごとく神が嘲笑うように、AIが奪い去っていくのは単純作業でも低所得者でもなく、「なくならない仕事」の筆頭に挙げていた職業ばかり。ひょっとすると次にAIができるようになるのは音楽家や育児かもしれません("I Am Mother"みたいになりそう・・・)

このGPT-3の動向についてはキャッチアップして別途まとめます。
フォローしてお待ちいただければ幸いです。

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過去のnoteはこちらにまとめています。

出典:商品陳列ロボット、今夏にファミマとローソンが導入 人が2本のアームを遠隔操作

会社のみんなとドーナツ食べます。