あえて、HomePodの魅力しか語らない Apple Event【#107】
今日のトピックは「Apple Eventで発表されたHomePod mini」について。
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この記事のまとめ
「HomePod mini」がApple Eventで発表
家族の声を聞き分け、複数台で音声通信も可能
シームレスな音声AR体験の象徴的な製品
Appleイベントで新商品がお披露目
Apple社が製品をお披露目するApple Eventがオンラインで実施。今回はHomePod miniと3種類のiPhone12が発表されました。
その中でも最初に登場したのが今回紹介する「HomePod mini」です。
LiDARの搭載されたiPhone12は非常に魅力的ですが、今回は「HomePod mini」の魅力と可能性をどこよりもはやくまとめたいと思います。
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HomePod mini 製品特徴
HomePod miniはその名の通り、既にAppleから販売されているスマートスピーカー「HomePod」の小型軽量版。空間認識機能やApple TV 4Kを使ったホームシアターといった一部の機能に制限はあるものの、価格も99ドルと抑えられています。Siriを搭載し、音声で操作可能。
継ぎ目のないデザインはApple製品らしい風格です。
今回掲げられたHomePods miniの特徴は以下の4つ。
音響がすごい
HomePod miniの魅力は第一に音響です。
360°全方位に広がる音響はサイズが小さくてもこだわって造られています。
2台設置することでステレオ再生も可能。
各部屋に設置すれば、同じ楽曲を家中で再生することもできます。
さらに聞いている楽曲をHomePod miniからiPhoneなどの端末に「近づけるだけで引き継ぎ可能」なシームレス加減は非常に軽快です。
インターコムモード
HomePod miniは単に機能制限されて安価になった製品ではなく、追加された機能もあります。それが「インターコムモード」です。
これは、各部屋に設置したHomePod miniを使って、部屋間で音声メッセージを送りあえる機能です。例えば寝室からリビングに向かって「支度に時間がかかりそう…」などとメッセージを送れます。
この機能はGoogle HomeやAlexaでも類似の機能が既に実装されているものですが、特徴的な点として、iPhone、iPad、Apple Watch、AirPods、CarPlayでもメッセージを送受信が可能です。家の中でAirPodsを装着している人にもメッセージを送れます。
家族の声を聞き分け
さらにスマートスピーカーとしてSiriを介した操作や家電操作などを実現できるHomePod miniですが、家族それぞれの声を認識して聞き分けます。
これによってカレンダーなどに対応した入力を行う際にもその都度設定やユーザーの確認などが必要なくなり、やはりシームレスな操作という点においてユニークな製品になっています。
スマートスピーカー「HomePod mini」はiPhoneに比較すると目立たず、単なるHomePodの小型廉価版と忌避されるプロダクトかもしれませんが、特にシームレスな音声体験という意味では音声ARを生活に浸透させる非常に魅力的な商品であると同時に、価格を(Apple製品としては)抑えることによって設置数を増やしてより効果的に他のiPhone製品や家族のアカウントと連携を強化することが望ましいサービスだと思われます。
過去のイベントから読み解くAppleのARに対する姿勢
先月行われたApple EventではiPadとApple Watchのラインナップを発表
されるとともに、イベント直後にiOS 14が公開されました。このアップデートではAir Podsの空間オーディオとして音声ARの大きな試金石となる機能が実装されました。
関連記事:#AppleEvent 総復習。VR/ARの新情報は何だったのか?【#92】
また、Apple全体としてのVR/ARに対する取り組みは特に開発者会議で方向性が顕著に現れています。新型コロナウイルスの影響もあって進展に変更はあるものと思われますが、空間オーディオ以外にもApp Clips,やAR KitはVR/ARに関する重要な項目といえます。
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出典:Apple Event — October 13
会社のみんなとドーナツ食べます。