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ファレルウィリアムスの隠されたテクニックとその影響、タイラーザクリエイター etc...

ファレルウィリアムス(Pharrel Williams)とは、言わずとも知れたUSの人気シンガー、MC、音楽プロデューサー、ファッションデザイナーである。彼の本業は音楽アーティストであり、これまで彼の手によって生み出されたヒット曲は数え切れない。もしかするとこれを読んでいる人の中には彼の楽曲を1曲も知らない、もしくは代表曲である"Happy"しか知らない、という人がいるかもしれない。しかし、ある程度の洋楽好きであれば特に、無意識の内に彼の作品に幾つも触れている可能性はかなり高い気がする。彼はそれほど優れたヒットメイカーなのだ。


隠されたテクニックとは

意識さえしていないかもしれない。しかし、ファレルが曲の中に密かに忍ばせているテクニックというのは確実に聴き手の脳を刺激している。まるでサブリミナル効果のようである。実際に私はそれを身を持って実感している。というのも彼の生み出したどのヒット曲を思い出してみても、イントロが明確に頭に残っているのだ。そう、彼のそのテクニックは曲のイントロに隠されている。その名も"Four Count Start(フォーカウントスタート)"。説明するよりも実際に聴いてもらった方がわかりやすいと思う。まずは彼の世界的に有名な曲"Happy"を聞いてもらおう。

おわかりいただけただろうか。冒頭でキーボードの音が"ター・ター・ター・ター"と鳴り彼が歌い始めている。これこそが伝家の宝刀"Four Count Start(フォーカウントスタート)"である。その名の通り4泊分の音で曲を始めているのだ。別の有名な2曲も聴いてもらおう。

1、2、3、4...。この2曲のイントロはみんなの耳にも印象強く残っているのではないだろうか。1曲目の"Drop It Like It's Hot"ではスプレーの音とキック音が、2曲目の"Alight"では声ネタが4泊分鳴っている。やはりこの4泊はシンプルであるがゆえにキャッチーであり、非常に遊び心のある数秒間であると思う。"Alight"に関しては、ファレルプローデュースであることを知らなかった人も多いのではないだろうか。Feat.表記がないため気づかなくても致し方ない。しかし、この"Four Count Start(フォーカウントスタート)"を知った今、これを意識して曲を聴くとその裏に隠された彼の存在に気づくことができるかもしれない。仮に既に聴いたことがある曲だとしても、宝探し的な新たなリスニング体験が得られるのではないだろうか。


ファレルが与えた影響

ファレルから影響を受けた有名なアーティストと聞くと誰を思い浮かべるだろうか。そう、タイラーザクリエイターである(一応2人の関係をざっくりと説明したツイートを貼っておく)。

その影響というのは様々な部分で見られるが、もちろん"Four Count Start(フォーカウントスタート)"という形で曲に取り入れられている。その例がこの曲、"DEATHCAMP"である。

ギター音が4泊分、まさに"Four Count Start(フォーカウントスタート)"である。もっと言ってしまうと彼が去年リリースしたポップアルバム"IGOR""Four Count Start(フォーカウントスタート)"だらけとなっている。

彼以外にもファレルから影響を受け同手法を使っているアーティストは存在するはずだ。もし見つけたらコメント欄等で是非教えて欲しい。



P.S. 恐らくファレルファンにとっては結構当たり前に知っていることかとは思いますが、改めて語ってみました。4カウント探すの楽しいですよね。笑


written by じょん

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