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人間工学に基づき人間工学を知る

そろそろ、人間工学に基づき人間工学について調べたい。


「人間工学に基づく~」と枕詞がつく製品には一目置いている。
機能性に優れていて使いやすく洗練されたプロダクトのように感じるからだ。
ぶっちゃけイメージである。なんかよさそうにみえる。

こんな雰囲気理解から脱却するため、「人間工学ってなんぞや」をちらっとぶらっと調べてみた。
ざっくりいうと、人間工学とは学問横断的な専門性をもってして、
・人的ミスを減らそう
・人間の負担を軽くする
ひいては労働環境を改善して健康になろうといった人間目線の工学分野を指すらしい。

学問でいうと心理学、医学、環境工学、インダストリアルデザインなどなど横断的な学問がバックグラウンドとしてある。例えば、新幹線の開通にあわせて、直角だった椅子が疲れにくくすわりやすい角度のゆるい椅子に変わっていったのも人間工学の影響らしい。
また、スタンディングデスクも人間工学に基づいたアプローチとのこと。

我が国には「日本人間工学会」なるものがあり、
JES 一般社団法人 日本人間工学会 -Japan Ergonomics Society-
人間工学の定義や普及に尽力している。

一方では、人間工学は広い解釈ができるようになっていて「人間工学に基づく~」という枕詞はデータに基づく結果がなくても謳えてしまう宣伝文句になっている。
すると「それじゃあ人間工学という言葉は信用してはいけないの?」と疑問がでてくる。

そんなときは先述の人間工学会でしっかり評価結果データをとった「人間工学に基づくプロダクト」をまとめたをグッドプラクティスデータベースとしてまとめてくれている。これをみれば安心して人間工学にどっぷり浸かれる!
グッドプラクティスデータベース一覧 | JES 一般社団法人 日本人間工学会 -Japan Ergonomics Society-

ちなみに「日本人間工学会」は「にほんにんげんこうがっかかい」と読むらしい。

人間工学に基づいた疑問が解けて、嬉しい気持ちになりました。

なにとぞ。

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