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悩み深き帰国子女の中学受験

インドに少し住んでいたため、長女そらまめ(インターネット名、現在小学6年生)は帰国子女として中学受験を受けることができます。

ただ一口に帰国子女といっても、英語圏で現地校いって5年暮らしてましたみたいな英語バリバリ帰国子女と違って、そらまめの場合は正直「英語が微妙」。日本で暮らしてきた小学6年生と比べたらあれですが、非英語圏でインターナショナルスクールに1年通っていただけなので、英語でバリバリしゃべれるわけでもありません(もちろん個人差はありますので、バリバリの人もいるかもしれませんが)。そのため、いわゆる「帰国子女受験!」の王道である英語がバリバリできるので受験は英語がメインで受験します!という王道ではない帰国子女受験というところで、いまいち情報がつかみにくいというのがありました。

実際、完全帰国子女向けの塾(完全に授業も英語で、その校舎に踏み込んだとたんすべてが英語)の入塾の試験を受けたら「ついてこれるかかなり微妙なので体験授業受けてから判断させてください」と言われるは、本人ももうその英語ペラッペラの環境にドン引きで一言も出ないわで、「うん、こりゃ無理だな」と諦めた、という経緯があります。そもそも英語重視の受験は厳しいので国語と算数で受けられるところメインかな、という感じでのスタート。

帰国子女の中学受験の話を調べると、わりと「英語ができる前提」のものが多くて、うちみたいな「英語が微妙」な帰国子女受験ストーリーがあってもよきではないかと思ったので、記録としてちょっと残しておこうかと思ってます。

1.帰国(5年生夏)→夏期講習から日能研
 保育園の仲良しのお友達が行っているのと同じ塾にひとまずいくか、ということで、入塾テストを受けました。そもそもテストを受けること自体もめっちゃ久しぶりだったこともあり、時間を延長してもらっても150点満点とは思えない点(国語、算数)だったのですが、「夏期講習からはじめてみては」との先生の言葉に救われながら夏期講習からはじめていきました。そして日能研へ正式に入塾し、通いはじめたのが5年生の夏。インド滞在中は週末の補習校にも行っていなかったため、4年生の後半~5年生前半の勉強がすっかり抜けている状態からのスタートでした。

2.日能研で勉強に慣れる
 帰国子女受験が前提なので、4教科ではなく2教科の国語と算数のみの受講にしました。徐々に日本の学校にも、塾にも慣れてきて、だんだんとクラスがあがっていき、仲良しのお友達と同じクラスになることができて、本人のモチベーションもアップしたように思います。

3.英語対策スタート
 英検は帰国直後に受け始めました。自宅で時間を計って過去問をといて、5級と4級を1回目に受けて無事合格。3級を受ける時は筆記があるので、英語塾をやっている友達に私が指導してもらい、作文のポイントや書き方を教えてもらって、問題集を買って教えてもらったパターンを何度も練習して臨み、なんとか3級まではクリア。しかし同じタイミングで受験した準2級は残念ながら筆記試験で不合格。
 2人でパソコンの画面みながら、不合格を知ってそらまめはがん泣き。理由を聞くと「悔しい」と。この答えは私にとっては意外で、そうか、悔しいのか、とガッツを感じただめ、リベンジすべく、英語塾検討のために動き出したのが5年生の春休みでした(これが遅かったかもしれないです、今思えば)。

 いろいろ検討したり試験をうけたりしたんですが、結局遠くの通塾は親が電車なり車なりで送っていかなくてはいけないのと、日能研との曜日のすみわけが難しく、英語のオンライン家庭教師を選択。お試しでやってみたところ、本人も続けられそうとのことで、週2回のペースで英検受験を想定して6年生の4月からスタート。そのかいあって、5月に受験した英検準2級は、無事合格!現在2級目指して勉強中なんですが、かなりきつい。。。準2級と2級の差は大きいことを実感中です。

4.学校しらべと学校めぐり
 5年生の3月から6年生の夏休みまでの間、とにかく受験するかもしれない学校の説明会、生徒が説明してくれる会、オープンキャンパスなどいろいろなものに参加しました。
 今思えばこれは5年生のうちにやっておいたほうがよかったですが、時すでに遅しで、とにかく希望日にいけるよう申し込みを頑張るのと仕事の調整をがんばって平日でもこどもと一緒に学校を訪れました。そらまめの場合は「女子校がいい」とのことで、自ずと絞られてくるため、まず私が1人で帰国子女向けの集合型学校説明イベントに顔だし、いろんなパンフレットを集めたり雰囲気(人気校には列ができるんだなぁ)を見たりしつつ、ネットで偏差値の表とか受験日とかを調べつつ、目星をつけていきました。

 そらまめの場合は 女子校+校庭が広いところがいい+テニス部に入りたいという割と物理的にわかりやすい希望事項があるため、そういうこともチェックしつつ、親としては英語の授業のレベル訳がどうか、帰国子女だけのクラスなのかはじめから混じっているのか、等なども気になるところ。そして一緒に学校を訪ねることで、学校の雰囲気+本人の反応もわかるので、なるべく一緒に行くようにしていました。

5.夏期講習と塾弁
 6年生の夏休みはほぼ夏期講習。自習室にもちょくちょく友達と通っていました。母は不定期な塾のタイミングを家族スケジュールカレンダーに書き写し、塾弁が必要な日に★印をつけ、ひたすら塾弁を作る係。宿題と勉強をみるのはもっぱらN氏(パパ)に固定化し、私は弁当と遊び(旅行)担当として、唯一塾がなかったお盆のタイミングの旅行を企画・予約・決行。

そんな夏休みが終わり、9月。
帰国子女受験は11月からはじまるので、気づけばもうあと2ヶ月ちょっとではないですか。

どうなることやら・・・。(続く)

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