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大学生がビール原料の県産化に取り組む!

こんにちは!岩手大学クラフトビール部です!
今回は、私たちの活動紹介をしていきたいと思います。


岩手大学クラフトビール部とは?



岩手大学クラフトビール部とは、学内カンパニーという岩手大学内に会社を作って企業活動をする組織に所属しています。原材料部、マネジメント部、広報部、そして運営部に分かれ、約25名の学生が主体となって様々な活動に取り組んでいます。

盛岡の醸造所と取り組む、つなぐビールプロジェクト



2022年12月、ビール部は岩手県盛岡市のビールメーカー・ベアレン醸造所と共同で、「つなぐビールプロジェクト」を発足させました。このプロジェクトは、岩手県内で拡大する遊休農地を活用し、ビールの原料の県産化や農業の担い手確保など、岩手県が抱える農業の諸課題解決に向けて取り組むものです。

日本のビールの約9割は、原料が外国産
ビールの主な原料は、水、麦芽、ホップです。麦芽とは発芽した大麦のことで、ビールに色や香りを付けます。ホップとはツル性の植物で、ビールに苦味や香り、泡立ちを与えます。日本のビールの生産量全体で国産の割合は、大麦で約1割、ホップはそれ以下となっています。つまり、原料から全て国産で作られたビールはごく僅かなのです。

陸前高田市で大麦、遠野市でホップを生産


原料の県産化に取り組むべく、ビール部では地元の農家さんと協力し、陸前高田市で大麦を、遠野市ではホップの栽培を開始しました。もともと岩手県はホップの国内シェア率がNo. 1であり、中でも遠野市ではホップの栽培が盛んに行われています。収穫作業など、学生も積極的に取り組んでいます。

「つなぐビール」完成


2023年1月、岩手県産100%のビール「つなぐビール」が完成しました!このビールは、ベアレン醸造所の直営レストランで販売されました。

つなぐビール

今年も収穫作業が進み、来年の1月に2期目のビールが完成予定です。この他にも、研究活動やSNS、展示イベントへの参加など様々な活動を行っています。今後も地域に密着して課題解決に向けて取り組んでいきます!


ご覧いただきありがとうございました!

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