見出し画像

大阪ミキサー2

昨日、大阪ミキサー計画を始動しました。
一緒に散歩したいとDMをくれた人は0人でした。
知らない人といきなり散歩は少しハードルが高いですもんね。

今日からは、散歩の記録をつけていきます。
散歩で発見したものが、自分以外の誰かにとってどのように映っているのか、どのようなフィルターを通して都市を見ているのか、考察していきます。

一緒に散歩してくれる方は随時募集中です。
場所は大阪市北区中崎町〜中津周辺
時間や人数は指定しません。誰もOK。
興味がある人は、私のDMまで。
https://twitter.com/home?lang=ja


地上トランスのダイニングテーブル

地上トランスの上に食べかけのカップラーメンが…

地上トランスの上に食べかけのカップラーメンがあります。
このトランスは高さ90、横幅1200mm、奥行き500mm
ダイニングテーブルとしては、少し高さがあるでしょうか。
立ちながら食べたり飲んだりするにはちょうどいいですね。
コロナ禍で、居酒屋が営業していなかったころ、よくこのトランスで立ち飲み会を開催している人たちをよく見かけました。
この写真の人は、恐らくお腹が減って減って仕方なく、家まで待てずにここでラーメンを啜ったのでしょう。
近くに公園もあるので、ベンチやテーブルで食べることも可能だったでしょう。しかし、彼はここでラーメンを食べました。
本来、ものを置いて食事をする機能を与えらて作られたテーブルが、トランスにそういった機能面で敗北した瞬間です。こうなるとテーブルの存在意義が揺らいできます。
では彼には、都市がどのように見えているのでしょうか?
少し思考を飛躍させますが、彼は都市を台所として捉えているかもしれません。
このトランスがダイニングテーブルに見えているなら、雨の日の雨樋は流しに、風は換気扇に、植栽の土は生ごみの廃棄場所に、真夏の太陽に照らされた黒塗りのセダンはフライパンに、冬の夜の凍える寒さは冷蔵庫と捉えているかもしれません。
そう思ったら、街の見え方が変わって見えませんか?
これは、あり合わせのものを利用したブリコラージュ的な思考に感じます。
こんな感じで、街を台所として捉え直してマップに起こしてみたら面白かもしれません。

そんな想像をしながら、これを読んでくれているみなさんの思考が、なんとなく野生的になってきていたら嬉しいです。
私がやりたかったのはこういうことなのです。
明日また会いましょう。おやすみなさい。

佐藤倫太郎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?