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小学生で見られるコトバのレベルアップ
おはようございます。今日は「小学生で見られるコトバのレベルアップ」についてのお話です。
小学生って言葉が急激に伸びてくる時期ですよね。
幼稚園、保育園の時までは子どもは、自分の経験したものとか、出来事を中心に話をしていきます。(例えばよく使うことばや身の回りにあるもの)
幼稚園の子供が「りんご!」といったことばの理解の裏には、その子どもの実際の経験(朝ごはんで出てきた、おままごとで使ったなど。)が密接に結びついています。
こうした就学前の経験が土台にある具体的な意味の理解は、発達に伴ってより抽象的な意味理解へと広がっていきます。
例えば、5歳児は、まだ具体的な言葉のレベルなので「太陽は、お昼、光っていて、温かいもの」「月は、夜、光っていて、形が変わるもの」とそれぞれのものの説明ができます。しかし「太陽と月で似ているところは何ですか?」と聞くと答えられません。
これが小学生になると「空にあって光ってるもの!」と答えられるようになります。
こうやって、物事を自分の経験だけから話せなかったのが、徐々にいろんな面から物事を捉えられるようになります。
本来の意味とは違う意味で使う言葉の獲得
小学生になると、本来の意味とは違う意味で言葉を使い出すレベルアップも見られます。
例えば、「歯が立たない」「白紙に戻す」「火花を散らす」とかの慣用句。
「七転び八起き」「笑う門には福来たる」ということわざ。
こうした本来の意味とは違う言葉の意味の使い方は小学生くらいから学び始め、大人まで長い時間をかけて学んでいきます。
まとめ
こうした小学生での急激に進む言葉のレベルアップは、それまで培ってきた認知発達、言語知識、非言語的知識の広がり、文字の獲得が大きく影響しています。
幼稚園、保育園までの子供のコミュニケーションはほとんど意識しないで学んでこれますが、こうした学習言語と言われるようなものは意識的な勉強が必要になってくるものでもあります。
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