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予定が崩れるとパニックになる時は

おはようございます。いわたコトバのそうだん室の言語聴覚士岩田です。
連日サウナの中にいるような気温ですね、、今日も暑いみたいです。(でも洗濯物が早く乾くからちょっと嬉しい)

さて、今日は「見通しが崩れるとパニックになる時は」です。

人は自分の予定が決まっていて、見通しがついていると安心して物事に取り組むことができます。
特に自閉症のお子さんは、いつもと違うことが起きると不安でパニックになってしまい、身動きがとれなくなってしまう特性があります。

だから支援として、見通しが立ちやすいようにスケジュールを事前に提示したり、こだわりに配慮してあげたりするわけですが、、
正直予定って変更になってしまうことってよくありますよね、、

今日はそんな場合にパニックにならない方法を紹介していきます!

「予定と違う」を練習する

「予定と違う」でパニックになってしまう子どもは、予定が変更になるということが全く頭にありません。はじめから「予定は変わらないものなんだ。これに沿って進むんだ!」という強く思ってしまっています。

そこで、練習をしていって「予定は変更になるかもしれないけど、とりあえずの予定はこれだ」という考えを持てるようにしてあげます。

具体的には、いつもの予定に小さい変更を差し込んでいきます
例えば、家での予定が
①ご飯をする
②宿題をする
③明日の準備をする
だった場合、②と③の間くらいに予定と違う活動を組み込みます。

ここで大切なのは組み込む活動は「子供のやりたい活動を組み込むこと」にするということ。

もし②と③の間に、組み込む活動が「おもちゃの片付け」だとすると、もうその瞬間にパニックです。
この段階では子供が「あ、その活動は予定を変更したいかも」と思えるものを差し込みます。(YouTubeを見る、お菓子を食べる、おもちゃ遊びなど)

こうやって、予定が変わる経験をいろんなパターンで少しずつ経験していくことで予定変更への抵抗が減っていきます。

予定を変える時は子供と一緒に

こうして予定を変更させるときにやってはいけないのが、こっそり予定を変えること。「こっそり変えればバレないか、」と思って変えたとしても意外と気が付かれます笑。
気が付かれたら大パニックは必至ですし、大人への不信感も募っていきます。
なので予定を変える時は、「ここの予定をお菓子の時間にしたいんだけど、どう?」という具合に子供と一緒に変えていきましょう。
一緒に見通しが崩れるのを見て、受け入れていく練習をしていきます。

まとめ

こうやって予定が変更されることへの準備ができるように練習をしていくことは、学校生活や大人になっていくにつれ役立ってくるスキルになります。。ぜひ試して練習してみてください。

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