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いやいや期について

おはようございます。いわたコトバのそうだん室言語聴覚士の岩田です。
今日は真夏のような暑さですね。外出される方気をつけてください。

僕は先週からYouTubeを始めたので「日焼け止め塗りなさい」と怒られました。↓(黒いSTでもいいじゃないか、、)


今日は「いやいや期」についてです。
全てのことにいやいや言ってくる2〜3歳のアレです。
「魔の2歳」と言われるアレです。

子どもと関わるお仕事をしているとこれには頭を悩まされますが、一緒にいる時間の長いお母さんお父さんの苦労は想像を絶します。

今日はそんなイヤイヤ期の対応方法やイライラしない方法などお話しできればなと思います!
(あくまで「理屈」として聞いてください。どうしてもイライラしてしまうことももちろんあります。ご参考までに〜)

いやいや期は「全て自分で決めて実行したいけど、できない時期」

2歳〜3歳の時期は、それまで全てお母さんにやってもらっていて生活していたのが、少しずつ「自分」と「他人」という意識が芽生え始めて「自分でやりたい!」と思い始める時期です。
やりたくなったから急にできた!ということはなくて、全然できません。
その「やりたい」と「できない」のギャップが大きい時期なんです。

だから「この子は今できることが増えるために成長してるんだ」と思えば少しは、、楽に、なります。

いやいや期は本能のまま

大人になるにつれて体だけではなくて脳も成長していきます。
でも脳の中で欲求をコントロールする場所は発達が遅く、2〜3歳では未熟です。(欲求をコントロールするところは「前頭前野」と言います)

だから子どもは「欲求をコントロールできない本能で行動する」状態です。我慢するとか、行動をコントロールするとかする脳の機能がまだ出来上がっていないので、嫌なものは嫌!と躊躇なく言っしまいます。

そんなブレーキが効かないで思ったままに行動できる可愛い時期はこの期間だけ!
成長するとここまでストレートに表現はできなくなります。
そう思えば、少しは、、楽になります、、?笑

いやいや期の対応方法

①選択肢を提示する・・この時期の子どもは「自分で選びたい、やりたい」時期なので「じゃあこっちとこっちどっちがいい?」と聞くと自分で選んだ感が出てやってくれることもあります。この時のコツは、「イヤな課題」と「ちょっとイヤな課題」にすること

②気持ちを表現してあげる・・いやいや言っている子どもは自分の気持ちが相手に伝わらなくてイライラしていることもあります。「〜気持ちだよね」「〜だからイヤなんだよね」と気持ちを代弁してあげると意外と落ち着いたりします。

①と②を組み合わせて「〜だからイヤだよね。分かるよ。じゃあさ〜と〜のどっちかするのはどう?」とすると◎

あと特にオススメなのが
「助けてほしいな法」。
これは「お母さん〜できなくて困ってるんだけど手伝ってくれない?」と聞く方法です。
自分でやりたい時期なので、人から助けを求められると結構喜んでやってくれます。

それでもダメなときもある

いやいや期の大変なところは、いろいろしてみてもダメなときもあるというところ。選択肢を出して気持ちを代弁しても、助けを求めても
普通に「全部いやーーーー!!!」と言ってきます。
大切なのは周りの大人が振り回されすぎないこと。周りがゆとりを持って、ストレスを溜めないようにして落ち着いて対応していきましょう。

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