吃音は「どもる前」もしんどい
おはようございます。いわたコトバのそうだん室です。
飼っているゴールデンハムスターがタンスの中に入り込んでTシャツを喰い破きまくったので無印でTシャツまとめがいしました。(いい機会だったかも、、?)
今日は「吃音をつねに考えてしまう状態」です。僕の経験してきたことを少しお話していきます。
吃音って小学生になる前には、ほとんどの人は自覚してることをご存知ですか?小学校の低学年でそんなに気にしていなく見えても、実は吃音に気が付き始めて悩んでいるということも結構あります。
吃音はどもる前がしんどい
多くの人は「どもってしまった後」「どもっている間がきつい」と思っている人が多いかなと思います。
でも実は「どもってしまうかな?」とどもる前も結構気しんどいんです。(岩田の場合は)。
なんでかというと「悩んでいる時間が圧倒的に長い」からだと思っています。
例えば「発表でどもってしまったとき」の場合。
「うわー言葉が出なくて苦しかったな」とかなり悩みますが、悩む時間はそこまで長くありません(人によりますが、)
一方「吃るかもしれない」という不安は、頭の中にずっと存在してしまうんです。発表が2週間後だったら、2週間ずーと不安と恐怖が付きまといます。
僕の場合は高校時代と大学、就職してからこれで悩んだ記憶が強くて
高校や大学時代→「友達とうまく話せるかな」「みんなの前で発表がある」
就職してから→「朝礼で話す日だ」「電話対応の当番だ」「上司に報告」
などなど
本当に毎日、前日の夜くらいからずっと悩んでしまっています。
勉強や仕事、やるべきことに集中できない
「どもるかもしれない」という不安に注意を全振りしてしまっているので、当然、本来の目的である勉強や、仕事に集中して取り組めるわけはありません(ちょっとは僕のサボりぐせもあったかもしれません。いやありました)
例えば、学校で夕礼で挨拶をする係になった時は、前日の夜眠る時から「うまく挨拶できるかな」と考えてしまっているんです。そんな中「集中して勉強するよ」と言われてもできませんよね。
学校や職場の上司が配慮してあげる大切さ
学校に先生や上司が吃音について配慮をしてあげる重要性はここだと思っていて、先生や周りが吃音を理解してくれているだけで
「どもるかもしれない」という話す前の悩みをかなり減らすことができます。
僕が初めて病院で働き始めた時、かなり大きい病院だったのでみんなピッチ(小さい電話)でスタッフ間のやり取りをしていたんです。
そのピッチが上司やドクター、会ったことのない他の部署。出てみないと分かりませんよ。という恐怖の電話だったんです。
当然、かなりどもりました。
「はい。い、い、い、い、い、わ、わたです」と簡単な連絡事項にめちゃくちゃ時間がかかります。
そこで上司に吃音のことを相談して、「電話でうまく話せないない」ことを伝えたんです。
すると後日、「岩田くんの電話についての配慮」という資料を作ってくれてスタッフ間に共有してくれたんです。
その配慮によって「調子が悪い日は近くのスタッフに電話を変わってもらってもいい」「無理にピッチを持たなくていい」ということになりました。
僕はそれだけでかなり「どもる前の」ストレスが減ったことを覚えています。結局ピッチは持つことにしていたんですが、その配慮のおかげでかなり働きやすくなりました。
近くに吃音の人がいたら
近くに吃音の人がいたら「どもっちゃうとしんどそうだね」と普通に聞いちゃってみてください。意外と「普通に」言ってくれる方が聞かれる方も楽だったりします。
近くに吃音を知ってくれている人がいる。ということだけで勇気付けられたりするので気軽に聞いてみてください。
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