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自閉症の感情表現の苦手さ

いわたコトバのそうだん室の岩田です。
朝起きるのが苦手な僕ですが、最近あることに気がつきました。
それは「6時に起きる時の辛さと8時に起きる時の辛さって、そんなに変わらなくない!?」ということ。だったら6時に起きたほうがお得じゃない?

おはようございます。8時に起きました。
今日は「自閉症は感情表現が苦手?」です

自閉症のお子さんは、人への興味が少ないことが知られていますよね。
だから相手の表情から感情を読み取ったりすることがとっても苦手なんです。
同じように「自分の気持ち」を相手に知らせるということも苦手ということも分かっています。

自分の気持ちを表現できないと

自分の気持ちを表現できないと「嬉しい」「悲しい」「びっくりした」「怖い」などの感情を相手が知ることができません。

そうすると、大人は子供の感情が高まってしまった時の対応方法を学ばせていくことができません。
結果として感情が蓄積され、あるところで急に爆発してしまう可能性もあります。
急に感情が爆発したことで、周りからすると「いきなり問題行動を起こす」と認識されてしまう可能性もあります。

そのため自閉症の子供も自分の感情に目を向けて「悲しかった」「嬉しい」「怖い」と伝えられることはとっても大切なんですよ!

感情を教えるのは難しい

「感情を表現できるようになりましょう」と言ってもいきなり教えて使える訳ではありません。
「感情」という言葉はかなり難しいものなんです。

難しい理由1 目に見えない

「嬉しい」「悲しい」「びっくり」などの言葉は目に見えないものため、一体どういう状態が「嬉しい」「悲しい」状態なのか子供は理解しにくいんです。

難しい理由2 常に変化する

お化け屋敷に入る時をイメージしてください。お化けが出るまでは「不安」→お化けが出てきて「びっくり」「怖い」→出口を見つけて「嬉しい」。
こんな感じで感情は常に変化するんです。
感情を教えようとする時、目の前の子の感情を的確に捉えなければいけません。

難しい理由3 感じ方が違う

お化けを見た時の感情なんて人によって違います。
「怖い」「不安」「びっくり」が多そうですが、「嬉しい」と感じる子もいるはず。
だから「こういう時はこういう感情だよ」とはっきりと言いにくさがあるんですね。

感情を表現できるようになるために

感情を表現するためには「感情の名前を知る」→「感情を伝える」→「問題が解決した経験」を積んでいくことが必要になります。

最初は練習として状況絵や、表情の絵や写真などを使いながら「こういう顔の時は「嬉しい」。こういう顔の時は「悲しい」など1つずつ教えていくといいかもしれません。
「表情や状況=感情語」をある程度マッチできるようになったら、実際の場面で子供の感情が動いた時に「びっくりした?」「怖い?」と聞いてあげてください。
そうしていくことで徐々に自分の気持ちと対応する感情語を学んでいくことができます。


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