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ラジオドラマ「イワシとわたし」

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イワシとわたしのラジオドラマを集めたマガジンになります。 文章では表現できない、声だからこそのイワシとわたしの世界へ。
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#オリジナル

イワシとわたしの聴く物語。
文章では表現できない空気感をお楽しみください。

訪れた日本最古のハーブ園――開聞山麓香料園。
ハーブの香りに包まれ、深く呼吸をするたびに、忘れていた大切な時間を思い出す。

ナレーション:早水奈緒
文:下園薩男商店 橋口毬花
制作:FMさつませんだい

イワシとわたしの聴く物語。
文章だけでは表現できない空気をお楽しみください。

彼女は一人、誰もいない屋上にいた。
やっと見つけた彼が好きだという甘じょっぱいチョコ。
しかし、見つけたものの彼女はそのチョコをどう渡すべきか考えあぐねていた。
彼を喜ばせたい彼女の一人作戦会議が始まる。

ナレーション:早水奈緒
文:下園薩男商店 橋口毬花
制作:FMさつませんだい

イワシとわたしの聴く物語。

時として出会いを引き寄せるもの、ハンカチ。
彼が今日手にしていたのは、【阿久根】柄のハンカチ。
――いったい何が【阿久根】なのか。
それは彼もまだ知らない。
風に攫われたハンカチを拾ってくれた女の子。
「阿久根がいっぱいですね」
彼女は彼にそう言って差し出した――。

ナレーション:早水奈緒
文:下園薩男商店 橋口毬花
制作:FMさつませんだい

イワシとわたしの聴く物語。

8月半ばの暑さを感じる公園で、彼女はあの人のことを思い出す。
涼を求めて入ったイワシビルで、
今日というこの日に当てられたのかどうなのか、
商品棚を見渡して一つの便箋に手を伸ばした。
折角なのだからとペンの先を滑らせて、彼女はある五文字を綴る――。

ナレーション:早水奈緒
文:下園薩男商店 橋口毬花
制作:FMさつませんだい

イワシとわたしの聴く物語。

港町で出会った女の子。
彼女の手にはコスメのような缶が握られていた。

ナレーション:奈緒
文:下園薩男商店 橋口毬花
制作:FMさつませんだい