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見覚えのある顔 #寄せ文庫

■ はじめに

 こちらの企画に参加します。

入院しているお友だちに、千羽鶴と一緒に「寄せ書き」持って行きますよね。クラスで色紙まわして。ひとことメッセージ書くやつ。
あれの「文庫本バージョン」を作ります。(猫野サラさんより)

 とのこと。実は、この入院されている方はお友達ではありません。

 私は何者か。「ファン」です。

 ただ、相互フォローでたまにスキも頂くので、ここは「ファン」であっても突っ込んでよいだろう。

 「え、なんか知らないヤツいるんだけど」

 そんなことを言うお方ではない(盲目)!!

 ということで、参加させていただきます。

■ 選んだ作品

 こちらの作品に対する感想を #寄せ文庫

 (感想文は、これを読まないとなんのこっちゃなので、ぜひご一読を。)

■ 感想

「もうひとりの自分」とは、どんな存在だろう。

ふみぐら社さんのエッセイにはたびたび「もうひとりの自分」が現れる。「もうひとりの自分」は、2種類存在すると感じている。

頭でうみだす自分と、心がうみだした自分

他のエッセイに書いてあったかもしれないし、私が勝手にそう思い込んでいるのかもしれない。

頭でうみだす彼は、役割をもつ。よい文章を書くための編集者、タスクを分け合う協力者。表情はない。概念のようなものだ。

一方、心がうみだした彼は、突然現れ、問いかける。ボヤっとした表情があり、喋る。

普段、ふみぐら社さんは頭でうみだす自分と対話している。もうひとりの自分をうめば、視点が2つになる。視点が増えた時、文章がうまれる。

そんな分身との付き合いが上手な方ですら、「見覚えのある顔」が現れるとどうしていいか分からない。臨場感に飲み込まれ、私も一緒になって考えた。すると「違うよ。考えるのではなく、感じるものだろ」と、突きつけられた。

頭の自分は主導権を握れても、心の自分は主導権を握れないのか。

そもそも自分とは何者なのか。

読み終えて視線を外すと、目の前にいた私にとって見覚えのある顔が感想を聞きたがっていた。

岩下 尚義

(以上、496字)

■ 企画がもう1つ! #花束郵便

 昨日、写真に一言を添える投稿をしました。実はこれも「ふみぐら社さん」を応援する企画に参加したものです。

 ふみぐら社さんは、村暮らしライター。都会のキラッキラも知ったうえで、日々、自然から学んでいます。前回私が書いた 「呑み書き」 もまた、おそらく影響を受けています。こういった投稿は普段あまりしていませんでしたが、一ファンとして、応援の声が届きますように。

 ちなみに当初、感想文に「シチューの話」を選んでいましたが、書けば書くほどお腹が空いたので断念。あぁ、こんなこと書いたからまた頭にシチューが……(夏なのに)。

 ご快復を祈って。これからも投稿、楽しみにしております。

#ふみぐら社

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