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JFL第30節・FC刈谷戦【いわきFC監督・田村雄三ここだけの話~BEHIND THE SCENES㉛】

田村雄三監督が自ら試合を振り返る連載コラム。今回は、11月7日にアウェーで行われたJFL第30節・FC刈谷戦の裏側を語ります。

▼プロフィール
たむら・ゆうぞう

1982年生まれ。帝京高→中央大→湘南ベルマーレ
2010年に引退。湘南ベルマーレ強化部スタッフを経て2015年、いわきFC強化部へ。2017年よりいわきFC監督

■「3試合で勝ち点9」の総力戦。

FC刈谷戦の振り返りになります。

現地まで来て下さったサポーター、ファンの皆さん、YouTube、PVでご声援を送って下さった皆さん、ありがとうございました。

中3日3連戦の3試合目。アウェーということもあり、難しく厳しい試合でしたが、おかげ様で勝利することができました。皆さんのご声援、そして選手の頑張りあっての結果だと思います。

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チームとしては、この3連戦で1つと考えていました。3試合で勝ち点9を取るための総力戦でした。

1戦目のラインメール青森戦に勝利することができ、チームに少しリズムが生まれたと思います。2戦目の東京武蔵野ユナイテッドFC戦は昇格がかかっていたので「いかにいつも通り戦うか」がポイントでした。

そして3戦目のFC刈谷戦。まさに謙虚さ、貪欲さが問われるゲームだったと思います。

(※この試合のダイジェストは、以下をご覧下さい)


■苦しいゲームでも「勝てる」。それがチーム力。

実は昇格が内定した翌日のトレーニング前、選手全員とあることを確認し合いました。

チームではシーズン始めに全選手と面談し、年間目標、半年目標、3カ月後目標を書かせています。「優勝」と書いた選手も「昇格」と書いた選手もいたので、昇格が内定した今、チームとして何を目指すのかを再確認しました。

昇格内定で妙な安堵感が生まれてもよくないですし、全員の気持ちを合わせることが大切だと考えました。

確認し合った思いは

全員で優勝を目指す

でした。

当たり前に聞こえるかもしれませんが、これが答え。大切なのは「全員で」という言葉です。

誰か1人でも気持ちを切らすことなく、闘う。それを約束して、今節のFC刈谷戦に挑みました。連戦、移動、3試合目。謙虚に臨めるのか。そして継続できるか。そこがポイントだったと思います。

サッカーは相手あってのもの。上手くいくことと、いかないことがあります。その中で、苦しいゲームでも「勝てる」こと。それがチーム力です。

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■3連戦のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は?

さて、3連戦のMOMを選ぼうと思います。

得点を重ねているFW陣、GKの射庭ちゃん、モチベーションを保ち続けているバックアップ選手達。選びたい選手はたくさんいるのですが…

選手の諸君ごめん。今回は

渡邉匠コーチかな。

A級ライセンス受講中で、昇格を決めた武蔵野戦にいなかったことが本当に残念だったので。

優勝していわき出身の匠さんを胴上げするのがプレゼントだと思っています。みんなで胴上げして最後落とす、みたいな(笑)。

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あと4試合。簡単なゲームは一つもありませんが、いわきFCらしく最後まで全力で戦い抜きたいと思います。

引き続き、ご声援よろしくお願いします。

(終わり)

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