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1人で学ぶことに固執するのを辞めよう、他人を頼ろう: 社会人メモ#1

こんにちは、2022年4月から社会人5年目になるAR好きエンジニアのイワケンです。4年間ARとコミュニティに触れあいながら社会人生活を過ごしてきました。

4月から新卒になられる方がいるということで、個人的な社会人メモをいくつか4月に投稿していこうと思います。このnoteは#1です。

1人で学ぶことに固執するのを辞めよう

私自身、ソフトウェアエンジニアという仕事柄、日々学びを繰り返しています。
技術面でいえば、昔はUnityやAR技術でしたが、ここ最近は、Unreal Engine、Web開発、Babylon.js、NFTなど自分にとって新しい領域の学びも行っています。

そんな今の自分に言いたい「1人で学ぶことに固執するのを辞めよう」

言い換えると「他人を頼って学ぶ選択肢を持とう」ということです。

昔の自分は「1人で学ぶことに固執する」タイプでした。

学生時代の癖で「参考書に向かい合って自分で突き進むのが正義」「友達に頼るのは最終手段」という思考の癖がありました。

これ自体は悪いことではないのです。自分自身で学んで突き進む力は社会人で大いに役に立ちます。

一方で、社会人での学びの時間は、自分だけの時間でなく、会社の時間、リソースを使っての時間であるケースが多いです。
その場合は、できるだけ最速で学び、最速でチームや会社に還元することを目指さなくてはなりません。

その場合「1人で学ぶことに固執する」が最適解とは限らない、という思考をもっておくべきです。「他人を頼って学ぶ」ことが最適解になるのであれば、それを選ばないといけない、と思います。

「他人を頼って学ぶ」ための2つの準備

「他人を頼って学ぶ」ためには2つの準備をするといいと思っています。

・学ぶ目標を具体化する
・自分の現在地の整理

学ぶ目標を具体化する

他人に頼る際に「何を目標に置いているか」というのが具体化されていると、頼られた相手も適切なアンサーを返しやすくなります。

例えば、

悪い例「Babylon.jsを学びたいので教えてください」

良い例「Babylon.jsでglbファイル+hdriの環境マップで表示する3DViewerを作ろうと思っています。そこでいくつか質問させてください」

など、抽象的な目標より、具体的な目標になっているとよいと思っています。

自分の現在地の整理

頼る前に、自分自身でどこまで理解できているのか、手を動かして実現しているのかなどが整理されているとよいと思います。

普通の例「Babylon.jsでglbファイル+hdriの環境マップで表示する3DViewerを作ろうと思っています。」でおしまい

良い例「Babylon.jsでglbファイル+hdriの環境マップで表示する3DViewerを作ろうと思っています。そこでいくつか質問させてください」
「現状、このドキュメントを見て進めているのですが、このようなコードを書いたところ、スクショのような結果になってしまいます」

私が実践している他人の頼り方

他人を頼るのが苦手な私でも実践できているやり方についてご紹介します。

・Slack/Discordのpublicチャンネルにお悩み投稿する
・質問を記事化してTwitterに投稿する
・DMでアポを取って時間を取って聞く

Slack/Discordのpublicチャンネルにお悩み投稿する

Slack/Discordは、会社のSlackから、技術コミュニティのDiscordまで幅広くあります。主には会社のSlackで専門家の人に対して行うことが多いですが、会社に専門家がいない場合は社外のコミュニティを頼ります。

IwakenLab. #times_iwaken

自分が趣味でBabylon.jsの記事を書いているときの悩みをDiscordのIwakenLabサーバー (XR技術者が集まっているコミュニティ) に

Babylon.jsの canvasのサイズを、サイトいっぱいにしたい [目標の具体化]
のだけど、
どうすればいいのか... cssファイルが言うことをきかない
(現状のURL) [現在地の整理]

と投稿。
に対して、メンバーのにー兄さん がベストプラクティスの一例を紹介してくれた一場面。

大事なのは、
・頼る前の2つの準備
に加えて
・恥を捨てる
・オープンに投稿する
の2点です。

恥を捨てるに関して、

今回の内容はWebエンジニアからしたら基礎の基のcssの実装という内容なのですが「ここまで試したけどわかりませんでした、教えてください」という態度をとれるかです。「こんなことも知らないのか」と思われるプライドを捨てるということです。

オープンに投稿するに関して、

今回DMでもなく、@メンションでもなく、平文投稿です。
これによって、答える側は「答えたいときに答える」という距離感になります。
聞きたい内容が基本的な内容の場合、答える側も毎回答えると負荷になるため、答えたいときに答える、という距離感で質問を問いかけられるか、というのが大事だと思います。

質問を記事化してTwitterに投稿する

SlackやDiscordに答えられる相手がいなかった場合、Twitterの海に問うてみるケースがあります。
基本的にはSlack/Discordに問いかけるケースと同じなのですが、より整理した内容を投げるという意味で記事化して投稿するのがよいと思います。

自分がこのQiita記事を投稿したときに、別の観点と解決策をフォロワーさんがリプライで教えてくれました。

記事に未解決の問題を含めて送付することで、より確度の高い答えが返ってくるかもしれません。

DMでアポを取って時間を取って聞く

直接聞くケースは2種類あると思っています。

・学びの全体像を明らかにしたいケース
・合意形成を目指すケース

今回学びがテーマなので「学びの全体像を明らかにしたいケース」を考えます。

例えば私だと、音楽制作やNFT開発の分野は、全くの初めてなので、そもそもどこから手を付けたらいいか…という状態です。このような場合は、人に聞いて全体像やネクストアクションを明らかにする動きが有用であることが多いです。

今回を相手を時間を取って質問するため、意義のある時間を作る意識が必要だと思います(でないと、次回以降時間を取ってもらえないかもしれません) 

私が意識しているのは以下です。

① 相手にメリットを提供できないか想像する
② 事前にテキストで、目標と現在地を共有する

① 相手にメリットを提供できないか想像する
について、相談相手にメリットがないか想像します

・相談相手が自分のマネージャーの場合、質問者の悩みに答えることは、チームのとってプラスになる
・相談相手がDebRel職の場合、技術質問に答えることは業務の一部になりプラスになる
・相談相手がコミュニティマネージャーの場合、コミュニティが盛り上がることはよいことなので、答えることがプラスになる
・人の質問に答えることが好きなタイプはプラスになる
・相談相手も、質問者に将来的に聞きたいことがあるため、答える関係値を作ることにメリットを感じる

などです。
相談相手にとってもメリットがあるのであれば、思い切って相談を持ち掛けてみると逆に喜んでくれるかもしれません。

とくに、相談相手がチームメンバーや上司の場合、あなたの質問に答えてチームが加速するのであればGoodという力学が発生することが多く、積極的に答えてもらえる可能性は高いです。

もう一つ
② 事前にテキストで、目標と現在地を共有する

これは、質問に答えてもらうためにも必要ですが、時間を取るかどうかの判断材料を与える意味でも重要です。

また、事前のテキストが明確であれば、わざわざ時間を取る必要もなく、テキストで返信して解決、というケースも起こりうります。

微妙なパターンは、とりあえず時間を取って、会った時に内容を始めて共有する、というパターンです。

会ってから、そもそも会う必要あったっけ?となると残念な時間になるかもしれません。

まとめ

まず「1人で学ぶことに固執する」というところから自由になりましょう。あくまで選択肢の1つとして捉えるようにします。

「他人を頼って学ぶ」ための2つの準備

として

・学ぶ目標を具体化する
・自分の現在地の整理

があります。

私が実践している他人の頼り方

として

・Slack/Discordのpublicチャンネルにお悩み投稿する
・質問を記事化してTwitterに投稿する
・DMでアポを取って時間を取って聞く

をご紹介しました。

ぜひ、社会人の方に参考にしていただけると嬉しいです。

頼る人の選択肢を増やしたい人へ

とはいえ、会社以外に頼る人がいないんだよな…という人は、適したコミュニティを探して入るのをおススメします。

私が関わっているコミュニティでも

AR共創コミュニティ withAR
テック好き学生支援コミュニティ IwakenLab.
HoloLensコミュニティ HoloMagicians

などいくつかご紹介は可能ですので、Twitter上などでご相談ください。








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