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私的音楽アーカイブ24(フィリージョージョーンズほか)

231.ジーンアモンズ:BOSS TENOR
232.フィリージョージョーンズ:BLUES FOR DRACURA
233.ケニーバレル:ALL DAY LONG
234.トミーフラナガン:THE TOKYO RECYTAL
235.アートファーマー:MODERN ART
236.フレディハバード:THE NIGHT OF THE COOKERS
237.ホレスシルヴァー:THE CAPE VERDEN BLUES
238.ジョンコルトレーン:CRESCENT
239.ジャッキーマクリーン:Jackies’ Bag
240.ホレスシルヴァー:DOIN’ THE THING

●232. ハードバップ全盛期の1950年代、名盤と呼ばれるアルバムに欠かせない存在だったドラマーのフィリージョージョーンズ。ジャズを聴き始めた時、マイルスデイヴィスのバンドをはじめ彼の名前をそこらじゅうで見たために、芋づる式に参加作を聴き続けた。なぜこれほどまでに引く手あまただったのか?それは初リーダーアルバムであるこの作品を聞けばよくわかる。フィリージョーのドラムは共演者の癖や特徴を理解した上でクラシックの古楽における通奏低音の如く強固な地盤を築きつつ、他のミュージシャンを生かしながら演奏を煽り立てるプレイで個性も出す。自らの絶大な存在感を誇示するリーダー作が多いアートブレイキーやマックスローチなどとは、一味も二味も違うドラマーと言えるだろう。

PHILLY JOE JONES(ds)
NAT ADDERLEY(cor)
JULIAN PRIESTER(tb)
JOHNNY GRIFFIN(ts)
TOMMY FLANAGAN(p)
JIMMY GARRISON(b)

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