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オンラインでCGや映像のことを気軽に話せる場所を作りました

2020年2月29日、「C3Dフォーラム(ベータ)」という掲示板を公開しました。CGや映像のことを気軽に話せる場所になればいいなと思います。


SNSやブログと掲示板の違い

昨年末、ピースオブケイクの場所をお借りして、CG未経験なクリエイターを対象としたCGのお話をしました。1月には名古屋でもお話しています。(残念ながら、大阪は延期。)

20〜30名という小規模で、CG未経験者・初心者限定という対象者をかなり絞り込んだセミナーでしたが、アンケート結果を見ると参加者の属性やレベルはバラバラ。当然、聞きたいことも同じではありません。

Twitterでは、CGに関する質問に多くの人が答える光景を見かけますが、残念ながらSNSの情報はフロー型なので流れていってしまいます。検索もできますが、CG情報だけを探すにはノイズが多すぎ。

Facebook、LINE、Discord、Slackなどに特定のCGソフトや分野に関して話せる場所があったりしますが、いずれもクローズドで、そのコミュニティに参加しなくては情報が入ってきません。

SNS
・コミュニケーションしやすいが、情報が流れていく(フロー型)
情報は検索できるがノイズが多い(CG以外の情報の方が多いので)
クローズドなものは参加しないと情報が見えない

ブログは熱心に情報を発信している方もいて非常に重宝しますが、SNSと違って双方向ではなく、またネット上に点在しています。

ブログ
・情報が蓄積されていて探しやすい(ストック型)
様々なブログがネット上に点在している
SNSのような双方向のやりとりがしにくい

掲示板は、あらゆるソフトや分野別にカテゴリーを設定し、各カテゴリー内に自由にスレッドを立てるなど、CGや映像に関する情報を網羅可能。

情報は公開しておけば、誰もが利用できるデータベースとして価値あるものになるはずです。スレッドを立てて質問などを投稿したい人は登録を必須にすれば、匿名掲示板のように場が荒れることを抑止できます。

と、SNSとブログのいいとこ取りな書き方をしていますが、そもそも多くの人に使ってもらわなければ機能しないのが、掲示板の最大の課題です。

掲示板(フォーラム)
・一箇所に情報が蓄積でき、双方向のやりとりもできる
・投稿された情報を誰でも閲覧可能(設定による)
・登録ユーザーのみ書き込み可能にして、場が荒れることを防げる
参加者がいなければ成り立たない


海外にあって、国内にはないCG特化の掲示板

海外にはCGTalkのように、CG特化の掲示板がありますが、いま日本に(この規模で)そのようなものはないと思います。

国内には過去にStudio MOMOというCG特化の掲示板がありました。一時期はとても繁栄していましたが、スマホ時代の到来を待たずして、いつの間にかサービスが終了していました。

CGTalkは健在だし、海外には他の掲示板もあることから、掲示板が時代に合わなくなったわけではないと思います。


CGや映像に特化した掲示板は価値のあるものになるはず

国内にもCGや映像に興味がある人達が集まる場ができ、その場が活性化すれば、多くの人にとって価値のあるものになるはずです。ざっと考えるだけでも次のような利点が思い浮かびます。

CGや映像に特化した掲示板の利点
・詳しい人達同士が情報交換できる
・初心者は詳しい人達から学べる
・蓄積されていった情報はデータベースになる
・自分が使っていないソフトの情報にも触れやすい

WordPressでサクっと作れないものだろうかと思って検索したら、bbPressという掲示板プラグインを発見!

実際にはプラグインをインストールしただけでは満足な使用感ではなく、コードをカスタマイズしたり、他のプラグインを追加したり、マニュアルを作ったりして、思いついてから公開までに一週間かかりました。ふー。


オフライン勉強会を軸にオンラインコミュニティを盛り上げたい

主催しているCG勉強会は現在14年目。元はといえば、CGの情報交換ができる仲間を作りたいという、極めて私的な理由で始まったオフラインのコミュニティですが、いまでは多くの参加者が集う場になっています。

公開した掲示板は「C3Dフォーラム(ベータ)」という名前で、C3Dのウェブサイト内に作りました。まずはC3Dの参加者に使ってもらえるようにお願いし、そこから徐々に輪が広がっていくとよいなと思います。

まだ産声を上げたばかりのものなので、掲示板にはほとんど書き込みもありませんが、お気軽に使ってみてください!よろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございます! TwitterではCG方面のつぶやきが多めです。 https://twitter.com/Iwai ダンボールアートの主な作品はこちらでご覧いただけます〜 https://iwaimotors.com