組織の抵抗勢力への接し方
『「変える」ことには、少なからず痛みや苦しみ、面倒くささやあつれきなどが伴います。
「そんな痛みや苦しみに直面する勇気なんてないです!現状維持のほうが楽だからそうしまーす。」
こんなことは、とてもじゃないけど言えないのが大人です。
だからこそ、もっともらしく
「でも・・・」
と、さも残念そうな言い訳で取りつくろうのです。』
そのような言い訳にどう対処するかというと
『バッサリ斬ったり、けんか腰になったりするのは得策ではありません。
言い訳という膿を全部出しきってもらいましょう。
その上で「改革実行のリスクやデメリットについてのご意見、ありがとうございました。
それらを踏まえたうえで、
「この改革についての考えうるリターンやメリットも一緒に考えていただき、ご意見を出していただけますでしょうか?」
などと、相手の意見を尊重したうえでの「建設的な議論」に持っていくことも可能なのではないでしょうか』
『反対意見を力ずくで黙らせるのではなく、面倒かもしれませんが「バット」も拾いましょう。
そのうえで「アンド」を丁寧にすくい上げ、共有し、実践し。定着させていくという地道な作業が必要になります』
教職研修2023年5月号、永藤かおるさんの記事
あまりにも参考になりすぎて、今後の学校改革のために引用メモ
必ず反対意見や意見の違いはある
それを恐れてしまったり、対立してしまうのではなく、それらを尊重して、むしろ生かしながら、「対話」を続けて皆さんに改革を「自分ごと化」してもらうことが何よりも大切なのだろう
自分の考えも100%パーフェクトということはあり得ない
より良くするためのヒントや注意すべきことは、意見の違いや反対意見から気がつかされることも非常に多い
自分と似た意見をもつ人、自分の意見に賛同してくれる人、だけとばかり話すのではなく、多様な意見に向き合うことが大切である
相手のウンザリした表情、言葉の端々に見え隠れする「面倒なことしてんじゃねぇよ、一人でやっていよろ」的な表現、これまでの良好な人間関係からの変化、に恐れることなく、組織を変えていく勇気をもつことが必要!
最終的に改革により、より良い組織になっていく、生き残っていける組織になっていけば、その反対意見を述べる人にとっても良いことになる
一つ一つ丁寧に「対話」を続けていくことの必要性、後回しにしないこと、
むしろ先手先手で動くこと、を痛感
貴重な記事と出会えたことに感謝
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