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一周回って見えてきたDXシリーズ(3)DX推進のポイントとは?

こんにちは!
ITサービスマネジメント領域を専門にコンサルティングを行っている株式会社IT VALUE EXPERTSIVE(IVE)です。
(当社についての詳細はこちらの記事をご覧ください。)

先月より、「一周回って見えてきたDXシリーズ」として、デジタルトランスフォーメーション(DX)をトピックとして取り上げ、1回目はデジタルトランスフォーメーションの定義、2回目はデジタルトランスフォーメーションの現状について解説してきました。

最終回となる今回は、デジタルトランスフォーメーション推進のポイントについて見ていきたいと思います。

少し振り返り

1回目の記事ではDXの定義について整理しました。
何をDXと定義するかについては様々な議論があり、現時点で広く受け入れられたものはないこと、また、「自社としてのDXは何か」を定義することが大切であることをお伝えしました。
2回目の記事では、多くの企業のDXの取組は、多くの課題によって阻まれ、上手くいっていないことをご紹介しました。

DXへの道のり

それでは、どうすればDXを進めていけるのでしょうか?
まず、当社のDXの定義をもとに考えてみます。

DXとは、「顧客起点の価値創出を、デジタル技術を活用した新たなビジネスモデル・事業運営モデルの確立によって実現することにより、企業としての競争優位を確立すること」です。

この定義を踏まえると、DXには様々な実現の方向性(あるべき姿)が存在し、また、そのあるべき姿に向けた変革の道のり(ジャーニー)も様々です。
つまり決まったゴールも、そのゴールにたどり着くためのベストプラクティスも存在しません。
(たまにSNS等で「DXのベストプラクティス」といった表現を見かけることがありますが、こんな広告を見たら注意が必要です。)

DX推進のポイント

ベストプラクティスがないといって、DXの取組を放棄することはできません。前回までの記事でお伝えしたように、DXはもはやオプションではない時代です。
そこで、この記事ではいくつかの推進のポイントを挙げてみたいと思います。

最も大切なこと:従来の思考の枠組みからの脱却
”Elephant in the room”(部屋の中の像)
という表現をご存知でしょうか?
英語のイディオムで、大きい像が部屋の中にいることを知りながら、自身に悪影響を及ぼすことを恐れ、見て見ぬふりしている状況を指す比喩表現です。
この部屋の中の像こそが、DX推進に取り組みながら成果を挙げられていない組織の状況を表しています。従来の思考の枠組み(考え方・アプローチ)ではDX推進がうまくいかないことを薄々(もしくははっきりと?)理解しながら、これまで通りの思考の枠組みを前提としてDX推進に取り組み、苦戦している企業が散見されます。

それでは具体的に、従来の思考の枠組みから脱却するため、何を変えていけば良いのでしょうか?
当社では考え方行動様式管理手法の3つを変えることを提唱しています。

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それぞれについて、変えるべきポイントを簡単にご紹介します。

1.考え方(Ways of Thinking)

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2.行動様式(Ways of Working)

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3.管理手法(Ways of Managing)

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いかがでしょうか?
ポイントのみの紹介のため、なかなかイメージがつきにくいかもしれません。また、それぞれが簡単に実現できるものでないと感じられるかもしれません。しかしながら、自組織を振り返りながらこれらのポイントを眺めてみると、何を変えていけば良いかのヒントにはなると思います。
もし、このポイントを具体的に聞いてみたい!というポイントが当社までお問い合わせください。

まとめ

DXはもはや避けて通れない、組織の課題です。
しかし一方で、多くの企業の取組は、従来の思考の枠組みの壁に阻まれ、うまくいっていないのが現状です。DXを推進するためには 、個々の課題を解決する前に、考え方・行動様式・管理手法のあり方を見直すことが大切です。今回の記事が、少しでもDXに取り組む皆様のヒントになれば幸いです。

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