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思い出したトラウマ


長らく忘れていました
それ位、最近では見かけなくなっていました
と・こ・ろ・が

こちらを拝見して
いきなりのオーバーラップ

ご覧いただけると
お判りのように
すぅーーーーっごく
本物のようで
いやいや、モノホンでしょー
びっくり仰天しました

コメ蘭でのやり取りでも
お察しいただけるでしょうが
「リアル」のカエルさんが
怖いです

何故かと言うと
涙なしでは語れない
ある出来事が原因なのでした


わんす・あぽな・たいむ

前髪ぱっつんの
小学2年生の私に

ばっく・とぅ・ざ・ふゅーちゃぁ


現在と違い
生意気な言葉を吐くことも
でかい態度で
威嚇することもない

ごくごく普通の女の子でした

もうすぐ
夏休みということもあり

全校生徒、先生など総出で
学校の掃除や
草むしりをする日

夏休み中に親が
「奉仕作業」で
綺麗にしてくれるのですが
それでは追い付かない
元気な草花たちを

午前中の少しでも
涼しいうちに
ちょっとばかり
やっつけてしまおう
そんな考えからの除草作業

1時限目から
学年やクラスごと
に場所が決められて
一斉に行います

私は中庭の小さな池の近くの
草むしりが役割でした

か弱い、小さなおててで
頑張るも
「根」がシッカリ張っていて
なかなか抜けません
遅々として
はかどらずにいると
友達が言いました

「はやみちゃん
 あんまり
 お手伝いしないのね
 草むしり下手だぁー」

と、大きな声で言われて
とても恥ずかしかった

家の庭は
いつもきれいに整えられ
雑草など
生えていなかったのよ

しっとりとした黒土で
ところどころに青々とした
苔が
ビロードのように生えていて
ぺったんこやフカフカなど
幾つかの種類が
とても綺麗でした

生えているところ以外は
シッカリとした固さに
踏み固められていて
雑草など生えていなかったし
たまにポッンと生えても
通りすがりにピュイと
簡単に抜けるの

だからこんなに頑固で
シッカリとした雑草は
初めてだったのです

友達は更に
追い打ちをかけました

「はやみちゃんのとこだけ
 いっぱい残ってる」

もう、この言葉に
慌てた私は・・・・
両手で雑草を
引きちぎるように
めったやたらに掴んで
後ろにポイポイと投げ
何とか
終わらせようとしました


あと少し・・・

その時
右手がなんか・・

んっ?

雑草じゃないものを
掴んでるような

???????

投げようとして
一瞬、動きが止まりました

横にいた皮肉屋の友達が
「ぎぃやぁー」と叫んで
逃げていきます

私が右手で
がっつり掴んでいたのは

カエル・・まさに
先ほどの緑色の
カエル・・・でした


丁度、お腹のところを
私が、渾身の力で
握ってる・・・・


その窮屈な締め付けに
カエルは・・

両手両足を
びぃーーんと伸ばし
背伸びしたバンザイのよう

おまけに

私・・・・雑草を
引き抜こうと
万力のような
力で掴んでるから

カエルの「ベロ」が
ベロォーーンと
垂れ下がってるぅーー

そこから
目が離せない

動けない

体が、ピクリともしない
金縛りのように
全く。。。ぜんぜん
動かない・・

心が

「離せ!」

「手を広げて、離すんだ」

繰り返してるのに

視線が右手に焼き付いて

目も離せないし
手も広げられない

汗だけが
ダラダラと伝・・・う

誰か、たしゅけて・・・😢

右手を宙に高く
持ち上げた状態で
固まってしまいました

そこへ
正義の味方とばかりに
学級委員長の小林君が
気付いて
駆け付けてくれました

涙目で動けない
私の右手から
カエルを引き剥がし
近くの池へ
ボチャッと投げ入れ

そのまま水道に行き
わたしの「手」を石鹸で
綺麗に洗ってくれたのです

ありがとう
小林君
この場をかりて
改めて御礼申し上げます

ガタガタ、ブルブル
震えていた私は
それで、やっと
落ち着いたの・・

その時の感触と
「ヌルヌル」が
長く長く残り

それから、カエルは
勿論のこと
ナメクジ、ミミズ
芋虫などヌルヌルや
クニャクニャが
超絶、苦手です

だから、避けられない
庭の草むしりは
完全防備で行います

大きな麦わら帽子
細かい網目の虫よけネット
作業用服の上から
カッパを着用し
肘上まである手袋装着
MY雨靴にカッパをinして
ガムテープで止めます

何故なら以前
芋虫が
這い上ってきて
近所中に
響き渡る悲鳴を上げて
ひっくり返ったから

その時はね
半ズボンに雨靴だけ

認識が甘かったのよ・・

なんか・・・

なんか…もぞもぞするなと
太ももの内側を見たら
茶色い芋虫が
しゃくとり
しゃくとり
私に登ってきていた

そんなこんなの
恐怖体験から
前述の防備に到達

真夏のこの時期は
暑さで
30分も、持たない

すぐにリタイアします

するとね・・
ガーデニング大好きっこの
母が
小さく
「役立たず・・」と
つぶやきます



その代わり
料理してるじゃんか

あんたの苦手な
お料理・・昔からずっと
やってるじゃんよ

と・・・
心で反論する


最後まで
私の弱みをご覧くださり
ありがとうございました


亀井速水
sennninnkameでした

それでは、またね



毎日の重ねから私なりの 「思い」を綴っております 少しでも「あなたの」琴線に 触れるものがあれば幸いです 読んで下さり、ありがとうございます