003:社会課題に挑む決意

今回は少しお仕事の話を。
もう早いもので社会人になって1●年になりますが、本当に仕事に向き合う上で頭がスッキリしてきたのはここ数年。それまでは、がむしゃらにセルフブラックな感じでひたすら働いてきました。
それはそれで得るものがあって、エンジニアとしては、開発から量産までの工程を一応、一通り学ばせていただくことができました。
ただしかし、ビジョンもなくただがむしゃらに働いた代償も大きく、得るべきものが得られなかった、失ったと感じたものもありました。
失ったもので一番大きなものは"時間"だと、最近は思うことが多くて。

というのも、初めから漠然と、困っている人の役に立ちたい、社会的弱者のために働きたい、なんてことを思っていたけれど、具体的なアクションは今の今まで起こせていない。失った時間。今思えば、ワーディングすらおかしくて、ダイバーシティ、という言葉がしっくりくる。多様性。

敢えてまだ使ってしまうけれども、自分自身が倒れて社会的弱者のカテゴリに含まれる時期があった。その中で、なぜそうなっているのか、なぜそう感じるのか必死こいて考えました。そして自責他責含めて一定の結論にたどり着き、そしてまだしばらく薬に身体を乗っ取られてながら生きていくのが最適なこともわかり自分自身の多様性を受け止め認識するに至りました。

自分のなかの空洞が大きすぎた。それは育ちのせい。
その空洞の中にむやみやたらに泥水を投げ込みすぎた。それは自分のせい。
空洞の存在を身体が受け止めきれてない。それは遺伝のせい。

そして40年かかってそのことが多様性として自分の中でまとまり始めて、先に道が見え始めた。
走るにはまだ少しリハビリが必要だけど…春までには。

私はエンジニアとして生きてきました。

そのバックグラウンドをダイバーシティの世界の中で例えば生きづらいと思っている人のために、そして多様な人々が幸せに共存できる世界にするために生かしたい。

ただ、技術の驕りではそれは決して実現できないことも充分に経験させてもらったので、足りないものを補うために走り出したところです。

経験、能力、そして仲間。まだどれもまだまだだけど遅すぎることはないはずです。

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